訪問看護は「人を見る」のが仕事/志すきっかけとなったある一通の手紙
訪問看護は一対一で患者さんと接することができるため、「人と人とのつながり」という面での楽しさとやりがいを感じることができます。仕事をする上で気を配っているのは、病気や障害を抱えていても、その人らしい自分の生活が送れているのかどうかということ。病気を見るだけではなく、患者さんの生活を応援してあげるのが訪問看護の仕事です。
病院に勤務していた当時、担当していた末期ガンの方が退院後に亡くなってしまったのですが、その後、その方のご主人からお手紙をいただきました。「最期まで人間らしい生活が送れて、いろいろな話をすることもでき、とても良い時間を過ごすことができました」という感謝の内容でした。それがきっかけで、訪問看護をやってみようという気持ちになりました。いまでも何かあった時にはそれを読み返し、またイチから頑張ろうという気持ちになれます。