仕事内容について
外来で患者さんを診察し治療方針を立て、重症の場合は入院を指示し、投薬、手術などの治療をしています。また遺伝性皮膚疾患の専門外来を担当しており、患者・家族に対する遺伝相談などを行っています。大学病院に勤務しているため、医学生や後輩医師の指導もしています。
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仕事に就いたきっかけ
自分の記憶にはないのですが、生まれてすぐに大病をして入院したため、両親から“お医者さんに命を助けられたのだから、将来、人の役に立つ仕事をしなさい”と言われて育ったので、気が付けば医学部に入学していました・・・。
良いところ、大変なところ
良いところは皮膚科は目に見える病気を扱うので、治療によって患者さんの症状が良くなったのがすぐにわかり感謝されること。
大変なところは、逆にごまかしが効かないところ。
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仕事でのこぼれ話
病院に向かう途中で会った女性の顔に偶然、皮膚ガンを見つけたので、すぐに手術をすすめ一命を取り留めたこと。
仕事人から読者へ
基本的に他人と接する職業なので、服装や言葉づかいが乱れていたり、他人とのコミュニケーションがうまくとれない人は、医師として信頼されません。また患者さんは悩みがあって受診するのだから、“こんなことぐらいで…”などと思わず、相手の立場にたって物事を考えましょう。
掲載日:2006-10-01