面接試験対策と臨み方
面接は、人物をトータルに評価する試験です。
特に就職・採用試験の場で面接官が重視する点は「コミュニケーション能力」や「協調性」「基本的な生活態度」などです。
求人票を見る時のポイント
今回紹介した内容は最も細かい指導の一例です。各学校の方針によって異なる場合もあるので、これを基本形として考え、各学校の状況などに合わせて押さえておきたいポイントを確認してみましょう。また、学校の制服や標準服は、男子生徒はスラックス、女子生徒はスカートの着用が一般的でしたが、近年は、候の寒暖はもちろん、生徒自身の意向に合わせて、男女の性別にとらわれない「ジェンダーレス制服」や「ボーダレス制服」など、多様性に対応するべく、着用する制服を選択できる方式を採用する高校が広がっています。
気を付けて!
こんなところが見られている!
- ズボンは太過ぎたり、細過ぎたりしていないか
- ズボンを腰まで下ろしたり、裾が短過ぎたり、長過ぎたりしていないか
- 袖口やズボンの裾はすり切れていないか
- 清潔なシャツを着ているか
- シャツや上着のボタンをきちんとはめているか
- 校章をきちんとつけているか
- ツメはきちんと切っているか
- ポケットにモノをたくさん入れていないか
- スマートフォン・携帯電話をポケットに入れていないか
- カバンは汚れていないか。型崩れしていないか※派手なカバン・リュックはNG
- カバンに飾りやマスコットをつけていないか
- カバンの口は開いていないか
- 靴は汚れがなく、きれいに磨いているか
- 靴のかかとに踏みつぶした跡はないか
会社見学や職場見学、インターンシップ時の身だしなみにも要注意!
試験の面接だけではなく、職場見学、インターンシップの際の身だしなみに気をつかうことも大切なポイント。また、夏季であっても、職場見学の際に、制服の上着やブレザー、ジャケットは持っていくようにしましょう。
面接時の注意点
1控え室
控室では自分の順番が来るまで静かに待ち、名前を呼ばれたら元気よく「ハイ!」と返事をする。
悪い例
- 足を組む
- 音楽を聴く
- スマートフォン・携帯電話をいじる
※会社の最寄り駅に着いたら電源を切り、カバンにしまう - メイクをする
- 隣の人とおしゃべりをする
- キョロキョロする
2入室から着席まで
3面接中
イスに深めに腰を掛け(ただし、背もたれにはもたれない)、男子は膝の間を、”こぶし2つ分”開く。女子は両ひざ、かかとをつける。手は男子は軽く握り、女子は左手を上に重ねる。質問に対しては、自分の言葉で簡潔に答える。
4退室
Check!
表情・話し方・言葉遣い
- 面接官の顔をしっかり見る
- 大きな声ではっきりと話す
- 集団面接のときは、他の受験者への質問や発言もしっかり聞く
- 目上の人に対する敬語を身に付ける
- 若者言葉や略語(「マジ」「超」「やっぱ」など)は使わない
- 語尾を伸ばさない
- 自分のことは「わたし」または「わたくし」と言う
- 自分の家族に敬称をつけたり、尊敬語や謙譲語を使わない
- 志望する会社のことは「御社(おんしゃ)」または「貴社(きしゃ)」と言う(※「貴社」は文章での使用が主)