仕事内容について
瓦の製造、販売、施工をしています。
仕事に就いたきっかけ
父親がガンで亡くなったことです。
良いところ、大変なところ
いろいろな建築物の屋根工事が楽しくできるのが良いですね。
雨が降れば休みとなり、冬場は寒くてきついです。年間の仕事日数が少なく、日給、月給のため所得が低いです。日本瓦の施工技術者は少なく、危険できついために若い人が寄ってこないのが残念です。

仕事でのこぼれ話
ゴルフ大会の参加賞に作ったツツの焼物が評判になり、作り始めてまだ半年なのですが、東京で販売できるチャンスが来てびっくりです。ぜひ成功させたいです。子供のころから大家族で、父や叔父からいろいろなものを作らされた技術が役に立っています。

今後の夢・目標
日本建築の減少にともない、今では瓦製造業だけでは生活が大変です。
全国的に日本瓦の製造業者は急速に減ってきています。そこで、製造技術をインテリア部門にいかそうと思い、えんとつ工房はませを作りました。全国、また海外にもPRしてチャンスを作りたいと思っています。
仕事人から読者へ
日本瓦の本場はやはり京都、奈良です。まずは、学校で技術を習う方法が良いと思います。粘土細工の好きな方は、鬼師(鬼瓦製作者)について習う方法があります。
給料が安く、長い経験が必要です。こつこつ辛抱できる方向きです。背広、ネクタイの嫌いな方には良いかもしれませんね。

掲載日:2006-10-01