仕事内容について
乳児(0歳児)から就学前児童を対象に、家庭での保育に満たない子どもたちの保育が前提ですので、子どもたちと1日を保育園で“過ごす”という感じです。
乳児だったらミルクを与えたりオムツの交換などをしますし、幼児の年齢になると、生活する上で身につけるべきことを集団で生活し、遊びながら習得させていくのが仕事です。
仕事に就いたきっかけ
自分が子どもの頃から小さい子が好きでした。
自分が通っていた保育園の先生への憧れもありましたし、“子ども”を学ぶということにも興味があったのでこの仕事に就きました。
良いところ、大変なところ
子どものかわいらしい一面を見ることができた時や日々の生活の中で子どもの成長を発見できたときは、とても嬉しいです。
大変なところは、一筋縄でいかないことです。理屈ではわかってもらえない(?)子どもと格闘することもあります・・・。でも分かり合えた時の喜びは大きいですよ。
印象に残っている出来事
保育園の子どもが「大きくなったら、保育園の先生になりたい」と言ってくれたことです。
卒園していった子どもが保育園に遊びに来た時に、学校でのできごとなどを笑顔で報告してくれた時は嬉しかったです。
仕事でのこぼれ話
子どもたちは、自分の父親や母親のことをペラペラしゃべってしまうのです・・・。
今後の夢・目標
自分が関わった子どもたちが、小さい子に優しくしたり大事にしたりできる人になれるよう、一日一日を大事にして、子どもと関わり続けることです。
仕事人から読者へ
子どもは感性のかたまりです。自分自身も色々なことを経験して、色々な感情があることにも気付けるように、子どもに負けないくらいの感性を磨いておくことが大切だと思います。保育所などの施設でボランティアなどをして、子どもとふれあう時間を持つことも良いと思います。
保育士という仕事に関して、はっきりいってまだまだ語れる域に私は到達していません。すぐに結果や成果があらわれるものでもないし、自分が子どもに関わってきたことに対して、どれが正しい、どれが間違っているとも言い切れないのです。自分の尺度というか、自分の方向を信じつつも、あらゆる場面で悩み、葛藤しながら日々子どもと向き合っています。そこがこの仕事の面白さであり、魅力でもあります。
子どもから学ぶことも多く、子どもの成長を援助しつつも、気付けば自分自身も成長させてもらっています。
現在、保育園へのニーズは本当に多様化しています。時代の流れにそって保育園のあり方、形態もどんどん変化していくことでしょう。しかし、子どもはきっと何にも変わらずきらきらと輝いていることだと思います。
子どもが大好きで、感情豊かに子どもとたくさんふれあいたい!そんな気持ちを持った高校生に保育士を目指してもらいたいです。・・・私の理想の保育士像でもありますが・・・。
掲載日:2006-10-01