Q.仕事内容について具体的に教えてください。
ハリウッド映画の背景をCGで作成するデジタルマットペインター(DMP)をしています。 最新作の『ブラックパンサー2』ではピラミッドのような遺跡が出てくるシーケンスや海上のショットを主に担当しました。また2023年公開のディズニー映画『ピーターパン&ウェンディ』はプロジェクトの立ち上げ当初から参加したので、海上シーンや地上の隠れ家のシーンなど数多くのショットを担当しています。
あきらめずに続けてきたから今の自分がいる。
千葉県生まれ→日本電子専門学校コンピュータグラフィックス研究科入学→マットペインターとして活躍
シネサイト/カナダ
30代前半
1日約5~6時間
秘密
大切なのは“続ける努力”。 チャンスは必ず訪れる。
ハリウッド映画の背景をCGで作成するデジタルマットペインター(DMP)をしています。 最新作の『ブラックパンサー2』ではピラミッドのような遺跡が出てくるシーケンスや海上のショットを主に担当しました。また2023年公開のディズニー映画『ピーターパン&ウェンディ』はプロジェクトの立ち上げ当初から参加したので、海上シーンや地上の隠れ家のシーンなど数多くのショットを担当しています。
驚かれるかもしれませんが、実は日本電子の学生時代、CGの授業が得意ではなく、授業について行くのが精一杯だったんです。ですが、良い先生方と友達に恵まれ、なんとか授業にも追いつくことができ、学園生活はとても充実していました。振り返ってみると、辛いこともありましたが、「とにかく途中でやめなくて本当によかった」と心から思います。諦めることなく歩んできたからこそ、今がある。継続は力なり、続けることの大切さをとても感じています。目の前の課題にひたすら打ち込み、少しずつ克服しながら、気づけば海外の労働環境の良いスタジオで、憧れだったハリウッド映画に携わっていまます。
今では現地の仕事環境にも慣れ、世界中のアーティストから各国のいろいろな話や他のスタジオの裏話を聞いたりするのが楽しいです。また大手のスタジオなので、有名なハリウッド映画の作品を手がけられるチャンスも多いため、モチベーションはいつも高く維持でき、毎日が本当にワクワクします。
日本のCGプロダクションで経験を積み、縁あって海外へ。最初に参加した作品では、海外のスタジオでの仕事の進め方がよくわからない状況の中、いきなり重要なショットを任されて、当時は英語もよくわからずパニック状態に。ほかのアーティストが定時の6時に帰宅した後、誰もいないスタジオに夜遅くまで残って、焦りと恐怖によって半ベソ状態で仕事をしていました(笑)。周りの方に助けてもらいながら何とか仕上げることができたのを覚えています。
多くの著名作品に携われるようになり、よりたくさんの人々に喜ばれるCG制作を追求していきたいと思っています。
日本でも海外でも、やはり“続ける努力”というのは大切だと思います。続けることで技術も身につきますし、いろいろな人と出会って様々な影響を受けます。そうしていくうちに、自分の目標としている場所へ向かうチャンスが必ず訪れるのだと思います。ぜひ“続ける努力”を惜しまないでください。夢は叶えられます!
クライアント、VFX監督、VFXディレクター、CGデザイナー、コンセントアーティスト等
マットペインターは背景を専門に描くCGクリエイターなので、様々な風景を見ること
特になし※海外なのでTOEIC?
継続は力なり、続けることの大切さをとても感じています。
東京・新宿に約3,000名の学生が学ぶ工業系の総合学園です。1951年の創立以来、情報処理・DX、ゲーム、CG、アニメ、デザイン、AI、Web・モバイル、ネットワーク・セキュリティ、電気・電子分野を昼夜間計24学科設置。