母親の姿が理容師を目指すきっかけ/通信課程で学んで免許を取得
理容師といえば男性のイメージが強いようですが、最近は女性も増えてきました。私が理容師を目指したきっかけは、母が理容室を営んでいたから。毎日笑顔で働く母の姿を見て育ちましたので、理容師という仕事に大きな魅力を感じ、自然と理容の道を選んだのだと思います。
地元福井の高校に通いながら、1年生の10月に、京都にある理容師免許の取得を目指せる通信制の専修学校に入学しました。高校では国語や数学、家では理容師になるための専門的な知識の勉強を両立させながら、体を動かすことが好きでバスケット部の活動もしていたため、正直ヘトヘトになる毎日。けれども、不思議と苦にならず、楽しい気持ちで理容の勉強を進めることができました。
通信制のため実技は春休み・夏休みを利用したスクーリングで学びます。頬がプニプニとしたシェービング専用のウィッグ(練習用マネキン)があり、実習ではそれを使うのですが、折りにふれて父や親戚に頼み込んではシェービングなどの練習していたおかげで、顔そりはお手のものでした。