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【書く力】今日から使える文章力アップ術 Vol.19

高校生のための進路ナビニュース

小論文や志望理由書を書くとき、漢字をたくさん使った文章のほうがよいと思っている人はいますか。そのほうが評価の高いものになると考えているとしたら、それはちがいます。漢字で書くべき言葉と、ひらがなで書くほうがよいとされている言葉があります。

まず、高校生が書く文章では常用漢字を使うのが基本です。常用漢字とは、一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安のことです。簡単にいうと、漢字で書いた方がよいと定められているものになります。とはいえ、ひとつひとつ覚える必要はありません。

もう一つの目安として、品詞ごとに考えてみましょう。
これらの言葉(内容語といいます)は漢字で書くほうがよいとされています。
名詞:私、木、店 など
動詞:歩く、寝る など
形容詞:高い、忙しい など

一方、これらの言葉(機能語といいます)は、ひらがなで書くほうがよいとされています。
副詞:とくに(特に)、たとえば(例えば)、まったく(全く)、さらに(更に)、すでに(既に) など
接続詞:または(又は)、したがって(従って)、なぜなら(何故なら)、そのうえ(その上) など
形式名詞:こと(事)、もの(物)、とき(時) など
助動詞:くらい(位)、まで(迄) など
その他:~という(~と言う)、~のように(~の様に)、さまざま(様々)

ある特定のルールで「これは漢字、これはひらがな」と線引きできるわけではありませんが、目安の一つとして参考にしてください。背伸びして無理に漢字を使う必要はありません。いかにわかりやすく、内容を的確に伝える意識が大切です。ただし、同じ原稿のなかで表記がばらばらにならないようにするのが原則です。

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「書いて考えるシリーズ」
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