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【書く力】今日から使える文章力アップ術 Vol.12

高校生のための進路ナビニュース

今回は過剰な表現について紹介します。
下の①~③の例文には、除いても文の主旨は変わらない言葉があります。どれでしょう。

①文章を書くときは、読み手のことをよく考えなければならない。
②文書を書くときは、なるべく簡潔にまとめるとよい。
③文章を書くときは、できるかぎり正確な表現を心がけたい。

「よく」「なるべく」「できるかぎり」です。
周りに余計な表現がついていると、伝えたいことがぼやけてしまいます。

どれも小論文や志望理由書でよく見かける表現です。
こういった表現を使ってしまう心理としては、自分の意見に保険をかけたいからでしょうか。
あるいは、何かしらの例外を想定しているのでしょうか。
いずれにしても、これらの言葉を取り除き、ストレートに表現したほうが読み手には伝わります。

①文章を書くときは、読み手のことを考えなければならない。
②文章を書くときは、簡潔にまとめるとよい。
③文章を書くときは、正確な表現を心がけたい。

このほうが、言いたいことがはっきり伝わってきます。
VOL.6の「程度の副詞」、VOL.11の「逃げ・ぼかし」と同様に、過剰もしくはあいまいな文章になる原因になります。思い切って削ってください。

書いた文章を読み直す際、本当に必要な言葉かどうか吟味する癖をつけましょう。

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「書いて考えるシリーズ」
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.1を読む
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