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【書く力】今日から使える文章力アップ術 Vol.10

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Vol.9では、文章は読み手がいて成立するものと説明しました。
つまり、書く側は読み手の受け取り方を想像しながら文章を書かなければいけないということです。
「これで伝わるかな?」「理解してもらえるかな?」と、常に自問自答するように心がけましょう。

この意識を持っていれば回避できるのが、省略表現、略語、外来語の使用です。
以下はそれぞれの例です。

【省略表現】
部活 → 部活動
スマホ → スマートフォン
バイト → アルバイト
セクハラ → セクシャルハラスメント

【略語】
SNS → ソーシャルネットワーキングサービス
OC → オープンキャンパス

【外来語】
ハード → 厳しい/つらい/忙しい など
スキル → 技術/能力/技能 など
トレンド → 傾向/流行 など
モチベーション → 動機/意欲/やる気 など

これらの言葉は日常会話で使うとしても、正式な文章には適しません。
また、【外来語】の例で示したように、ひとつの言葉が様々な意味を含んでいる場合があります。
細かなニュアンスまで正確に伝えるには、誰でも同様の解釈ができる言葉を選択するべきでしょう。
小論文や志望理由書は入試の合否判定に使われます。
言葉を吟味して選んで書く価値のあるものです。

省略表現や外来語は普段の会話でも当たり前のように使っています。
話すことと書くことは別物だと強く意識して、文章を書くようにしましょう。

*ライセンスアカデミーでは、作文・小論文を通して自分の進路、キャリア、探究活動について深く考えさせ、作文・小論文を書く力を『技』化する教材を提供しています。
「書いて考えるシリーズ」
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.1を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.2を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.3を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.4を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.5を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.6を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.7を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.8を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.9を読む

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