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【書く力】今日から使える文章力アップ術 Vol.6

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高校生の文章表現をみていると、大げさに書いているなと思うことがあります。
本人にその自覚はないかもしれませんが、読み手はそう受け取っています。
そうなってしまう要因のひとつは、程度の副詞や形容詞を多用しているからです。

【程度の副詞】
程度の副詞とは、程度や量を表現する言葉です。

「とてもお腹がすいた」の「とても」
「たくさん考えた」の「たくさん」

ほかにも、「非常に」「だいぶ」「かなり」「けっこう」「相当」「なかなか」「少し」「もっと」「もっとも」「いちばん」「ずっと」「いっそう」「ほとんど」「ほぼ」などがそうです。

程度や量を表すといっても、具体的な数値や量を表現しているわけではありません。

あなたが思う「とてもお腹がすいた」状態は、私が思う「とてもお腹がすいた」状態とは基準がちがうかもしれません。

「たくさん考えた」と言われても「たくさん」の基準は人それぞれなので、読み手には正確に伝わりません。

つまり、程度の副詞を使うと、どうしても主観的な文章になってしまうのです。

あなたが「どれだけ〇〇であるか」を強調して伝えたくても、読み手は理解のしようがないのです。
論理的な文章を書く際には削っても問題ありません。
むしろ使わないほうが「お腹がすいた」こと、「考えた」ことがストレートに伝わります。
それに、余計な文字数を使わずに済むので一石二鳥です。

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「書いて考えるシリーズ」
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.1を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.2を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.3を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.4を読む
【書く力】今日から使える文章力アップ術 シリーズVOL.5を読む

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