人の健康や生命に関わる医療スペシャリストたちそれぞれの専門に応じた仕事と、その役割を知ろう!
国家資格とは、国の各省庁等が個人の知識や能力を認定するもので、人間の生命や公共の福祉など、相対的に重要度の高い分野に多いのが特徴。医療や福祉関係の国家資格のほとんどは、厚生労働大臣が指定する養成施設で学び、国家試験に合格することで取得が可能となる。国から職業的な地位を保障され、社会的な信用度も高いため、目指す価値は大きい。
「チーム医療」とは、一人の患者に対し、関係する複数の医療・福祉専門職が連携して治療やケアに当たること。近年、医療の高度化が進み、医師一人ですべてをまかなうことが困難になってきているため、病院では多くの専門職がチーム制で働いている。質の高い安全な医療へのニーズに応えるには、複数の医療・福祉専門職者の連携が不可欠だ。
最近では、病院などで医師が手書きしていたカルテをデータ化した「電子カルテ」の普及が急速に進んでいる。政府は2020年までに全国の医療機関から電子カルテなどの情報を集めて「ビックデータ化」して活用する新たな仕組みを整えるとしている。このようなIT化の波により、医療機関を利用する側である私たちにも新たな姿勢が求められていくことだろう。