次から次へと新しい流行が生み出されるファッション。そんな業界の流れがどうなっているのか見てみよう!
アパレル(Apparel)は、衣服、衣類、衣料品を意味する言葉。衣服を製造し販売する企業を指すこともある。アパレル・メーカーには、レディス、メンズ、べビー・子供服、インナー、ジーンズ・カジュアル、スポーツ・アウトドア、シューズ、バッグ、ジュエリー・アクセサリー、さらにはそれらすべてを扱う総合アパレル・メーカーがある。
ファッション業界の流行は長い時間とプロセスを経て人為的に決まっていくことをご存じだろうか。流行色は、店頭に並ぶ約2年前に国際流行色委員会が協議して決まる。それを受けてファッショントレンド情報会社が洋服の素材や形を提案し、その後、素材(布地)の展示会を経て使用する素材が決まっていく流れがある。その素材をもとに私たちが着る服が実際に作られていく。
「H&M」や「ZARA」など、2000年代後半から海外ブランドが都心をはじめ、郊外にも店舗を展開。そのため、街ごとのファッション性の違いが希薄になり、個性的な格好をする人が少なくなったとの指摘がある。遠因の一つが、SNSの急速な発展だ。個性を歪んで評価されることに不安を覚え、目立つファッションを避けて安心感を得たいとの深層心理があるのかもしれない。