民間団体が運営する奨学金も、貸与型と給付型に分かれます。
採用人数は決して多くはありませんが、成績優秀者や特定の技能に秀でた者などを対象としたものには、給付型の奨学金があります。調べてみる価値はあるでしょう。
保護者が病気・災害・自死など交通事故以外の原因で死亡したり、あるいはそれらが原因で残ってしまった重い障害のために働くことができず、経済的に厳しい状況に陥っている家庭の生徒(大学・短期大学(短大)、専門学校および大学院に進学・在学する人・申請時25歳未満)を対象に、無利子で貸与する奨学金です。
平成30年度より奨学金月額は、貸与部分と給付部分に分かれており、返済は貸与部分のみとなります。
進学前に受け付ける「予約募集」および入学後の在学中に受け付ける「在学募集」があり、書類審査に合格後、筆記試験、面接試験による選考が行われる。
学校 | 奨学金月額 | 入学一時金 | |
---|---|---|---|
大学 短期大学 |
一般 | 7万円(うち、貸与4万円・給付3万円) | 40万円 *予約採用者対象 |
特別 | 8万円(うち、貸与5万円・給付3万円) | ||
専門学校 各種学校 |
7万円(うち、貸与4万円・給付3万円) | - |
毎月、半年に1回、年に1回のいずれかで行い、貸与終了後6ヵ月後から20年以内に返済。
奨学課
TEL 0120-77-8565(フリーダイヤル)
保護者が、交通事故(人対車両、車両相互、車両単独、踏切、路面電車など、道路上での車両等の交通に起因する人の死傷が発生した事故)が原因で死亡した場合や著しい後遺障害のために働くことができず、経済的に厳しい状況に陥っている家庭の生徒(大学・短期大学、専門学校および大学院に進学・在学する人)を対象とする進学援助として、無利子で貸与する奨学金です。
進学前に受け付ける「予約募集」および入学後の在学中に受け付ける「在学募集」があり、書類選考を経た後、選考委員による選考が行われる。
大学・短期大学・専門学校に進学する場合、月額4・5・6万円のいずれかから選択。また、希望者は「入学一時金」(40・60・80万円のいずれかから選択)貸与に申し込むことができる。
※大学・短期大学には通信制を含む。専門学校は修業年限1年以上。応募時25歳までの人が対象。
月賦、半年賦、年賦のいずれかで行い、貸与終了6ヵ月後から20年以内に返済
奨学課
TEL 0120-521286(フリーダイヤル)
TEL 03-3556-0773
企業などが後援する民間団体の奨学金制度は数多くあります(「○○育英会」「△△奨学会」といった名称となっているものが多い)。
ほとんどの場合、進学後に学校を通じて申込む形になります。制度によっては、特定の大学からしか採用しない場合もあるので、学校のウェブサイトや事務局の掲示板、あるいは直接事務局に聞くなどして、申込み可能な制度をチェックしてみましょう。
全体的に給付型(返還不要)の割合が高い傾向にありますが、そのぶん採用人数も少なく、学業成績基準なども高く設定されているようです。入学前の時点では、確実に利用できるかどうかはわかりませんが、学費を工面する方法の一つとして知っておきましょう。
なお、独立行政法人日本学生支援機構のウェブサイト内にある「学生支援に関する各種調査→地方公共団体・奨学金事業実施団体が行う奨学金制度」のページで、さまざまな民間団体の奨学金をチェックすることができます。
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