奨学金・教育ローンの紹介~その他の奨学金~

学校独自の奨学金

大学・短期大学・専門学校の各校でも、奨学金をもらえたり、借りられたりする制度を独自に持っていることがあります。

学校によって制度の内容はさまざま。複数の奨学金制度を持つ学校もあります。条件、金額、返済の有無などの詳細は志望校の学校案内やウェブ
サイトで調べ、奨学金を希望する場合は早めに準備を整えてください。

学校独自の奨学金には、大きく分けて以下の3つの方法があります。

【給付】支給されたお金に関しては、返還する必要がない。

【免除・減免】入学金や授業料などの学費の一部(あるいはすべて)を支払わなくてよい。

【貸与】借りたお金を卒業後(または在学中)に返す。借りた金額だけを返す場合(無利子)と利子をプラスして返す場合(有利子)がある。

★学校独自の奨学金・特待生制度は「進路ナビ」でも調べられます→ http://shinronavi.com

各自治体で行われている奨学金制度

多くの都道府県・市区町村などの地方自治体が、無利子の奨学金制度を設けています。

国の教育ローン(日本政策金融公庫)

日本政策金融公庫は、政府の全額出資による金融機関です(旧・国民生活金融公庫など四つの政策金融機関が統合して平成20年10月に設立)。

同公庫では、教育資金を必要とする保護者向けに「国の教育ローン」を取り扱っています。

この制度の利点は、入学前に入学金や初年度の授業料などを用意できること。志望校が決まった時点で申し込んでおけば、所定の書類が整い次第、入学金の支払い時期以前に融資を受けることができます。

また、

①融資契約時の金利が返済完了時まで続く固定金利
②原則として最長15年間の返済期間
③融資保証は必要とするものの無担保

という特徴を持っています。

〈問い合わせ〉
教育ローンコールセンター
0570-008656ハローコール
03-5321-8656(※上記の番号が利用できない場合)
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.html
取扱窓口:日本政策金融公庫の各支店(国民生活事業)
※沖縄県に住所を有する場合は、沖縄振興開発金融公庫(098-941-1798)まで問い合わせのこと

新聞奨学会

新聞の販売所で新聞配達などの仕事をしながら学校に通う制度です。

受給可能なお金は学費と給与の2つ。

多くの場合、部屋代無料の個室も用意されます。学費と生活費の両方を工面できます。

【学費】無利子で借り入れ可能

【返済免除】卒業まで勤めれば、全額返済免除の特典

【給与】毎月支給。賞与等の支給がある場合も

【業務内容】朝・夕刊の配達業務、集金業務(選択制)、PR 業務に加え、朝刊配達前のチラシ折り込み、事務処理などの付帯業務など

医療・福祉分野の奨学金(修学資金)

医療系(看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、保健師、助産師等)や福祉系(社会福祉士、介護福祉士等)の国家資格取得を目指す人をサポートする制度です。

実施主体は都道府県や市区町村はもちろん、民間団体・機関によるものもあります。基本的に、指定の養成施設への進学者が対象です。

銀行・金融機関の教育ローン

都市銀行、地方銀行、労働金庫など金融機関の多くは、教育ローンを取り扱っています。

金利は国の教育ローンよりも高めですが、受験料や学校納付金のほか、塾・予備校などの教育関連資金にあてることを可能としている場合もあります。

下記に代表的な教育ローン制度を紹介します。

なお、同じ団体による教育ローン制度でも、地域によって借入可能金額や、金利、返済方法などが異なる場合もあり、サービス内容はさまざまです。詳細は最寄りの各機関に問い合わせてみましょう。

〈問い合わせ〉
みずほ銀行
「みずほ銀行教育ローン」
0120-3242-86
http://www.mizuhobank.co.jp/loan/education/detail.html

三菱東京UFJ銀行
「ネットDE教育ローン」
0120-860-777
http://www.bk.mufg.jp/kariru/kyouiku/

中央労働金庫
「教育ローン〔証書貸付型〕」
0120-86-6956
http://chuo.rokin.com/loan/edu_loan/term.html

信販会社の教育ローン

ほかにも、信販会社の教育ローンがあります。

ここで紹介するオリエントコーポレーション(以下:オリコ)の提携教育ローン※(学費サポートプラン)は、保護者の方にかかる教育費の一時的な経済的負担を軽減するため、学納金(入学金、授業料など)を簡単な手続きで利用できる教育ローンです。

大学・短大・専門学校に納める学納金をオリコが立て替えて学校へ支払い、借りた分をオリコへ月々返済していくというものです。

オリコから学校へ直接納入となるため、確実に納入され、振り込みに行く手間がかからないというメリットがあります。

出願前に利用の審査結果を通知し、合格発表後に正式な手続きをする入学費用予約受付サービスは、AO入試、推薦入試、一般入試に対応しています。

※オリコと提携のない学校ではご利用いただけません。

■提携教育ローン オリコ学費サポートプラン
【ご利用金額】学生1人につき500万円以内
【利率】提携学校により異なる
【使途】入学金、授業料等の学納金
【返済期間】利用金額により異なる
【据置期間】卒業まで(卒業後最大1年間延長することが可能)
【返済方法】通常返済(ボーナス併用可能)、ステップアップ返済、親子リレー返済 ※一部繰上げ返済も可能
【追加利用】学納金関連で追加費用が発生した場合、既契約と一本化して支払が可能
【申込者資格】安定した収入のある保護者または学生本人(成人且つ就職内定者)

■オリコ学費サポートプランの特徴
○ 全国約600校の大学・短大、1,500校の専門学校と提携(平成30年3月31日現在)
○手続き完了まで最短5日
○審査結果は即日(短い納入期間に対応)
○安心の固定手数料
○必要な時に追加で利用が可能(追加時には優遇手数料を適用)
○医学・歯学部向けに「ドクター奨学プラン」あり(無担保で最高2,000万まで申し込み可能)

【主な提携校(都道府県順)】
北海学園大学、北海道医療大学、仙台大学、国際医療福祉大学、埼玉医科大学、千葉商科大学、早稲田大学、上智大学、学習院大学、大東文化大学、東京医科大学、東京歯科大学、東京薬科大学、成城大学、工学院大学、芝浦工業大学、女子美術大学、東海大学、津田塾大学、関東学院大学、山梨学院大学、名古屋商科大学、金城学院大学、立命館大学、京都造形芸術大学、関西大学、大阪医科大学、大阪工業大学、大阪電気通信大学、天理大学、神戸学院大学、松山大学、安田女子大学、岡山理科大学、九州産業大学、福岡女学院大学短期大学、中村学園大学

〈問い合わせ〉
株式会社オリエントコーポレーション
学費サポートデスク
0120-517-325
http://orico.jp/gsm


(資料:ライセンスアカデミー『進路のてびき2019 就職・公務員編』/平成30年5月12日発行)

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