大学、短大、専門学校進学 役立つコンテンツ 実践編

高校生のための進路サイト

★いろんな人に聞きました★Vol.1

Q.したいことが見つからないし、進路って言われても困るんですけど。どうしたら良いですか?(高校2年 Fさん)

職業や年齢が達ういろんな人に同じ質問をしてみました。
人は十人十色。一人ひとり、違う経験をし、それぞれの考えをもっています。
どうぞ、参考にしてください。


A.確かに困る。でも…
(会社員 Hさん/25歳 男性)
確かに何がしたいかもわからないのに、進路について考えろといわれても難しいかもしれません。ただ、最終的に自分の将来を考え、決定していくのも自分しかいません。もし今やりたいことが見つからないのであれば、まず現時点で自分ができることを挙げてみてはいかがでしょうか。勉強はできないが、スポーツはできる!とか、人の話をよく聞くことができる!とか、とにかく明るい!など、どんなに小さいことでもかまいません。今自分にできることに全力で取り組んでみてください。そこから進路を考えるきっかけが生まれるはずです。


A.ぼくも、そうでした。
(グラフィックデザイナー Oさん/34歳 男性)
ほとんどの人がそうでしょう。将来の目標がはっきりしている人の方が“まれ”です。ぼくも目標が何もなかったので、社会に出る時間稼ぎのために大学に進学した、というのが本音です。本当にしたいことなんて、大人になっても見つからなかったりするものです。少しでも自分が興味をもてる環境に身を置きながら、やりたいことを探し続けて、その方向に向かい続けることが大事です。それは今だけでなく、大人になってからも同じなのです。がんばって自分のやりたいことを探し続けてください。


A.周りの人たちは、どう?
(家具製造業 Hさん/60歳 男性)
自分の周囲にいる家族や親類の人が、どんな仕事に就いているか見回してみると、なんかのヒントが見つかるのではないかな。意外にも、自分の仕事はどうなのかと、悩んでいたりするかもしれないんだ。それに、現在の仕事に全力投球ではないかもしれないが、それなりにがんばっている人って多いんだよな。誰だって、いつまでも家族に頼っているわけにはいかないからね。 自分でお金を稼いだことがある人は、何かを買ったり、どこかへ行ったりするためのお金を自分で得たときのありがたさってわかると思うんだ。だから、まずは経済的に独立するために、これまでやってきたことでお金を得られる道は何だろうかと考えてみると、意外にも仕事はあると思うんだがな。


A.休みに何してる?
(会社員 Sさん/38歳 男性)
休みの日や自由な時間があったとしたら何をやっているのが好きか、あるいは何をしている時間が多いか書いてみてください。嫌いなことや苦手なことをやっていくよりは好きなことをやっていくほうが断然おもしろい人生を過ごせるでしょう。音楽、映画、読書、スポーツ、絵を書く、テレビ、料理、買い物…。書いたらそれはどのように成り立っているのかを考えてみてください。そこから何かが見つかるかもしれません。


A.働くのもいいかも。
(公務員(栄養士) Nさん/23歳 女性)
何の目的もなく大学などの学校に行ってもお金の無駄になると思うので、働いて、何かやりたいことが見つかったときに、それを実現するための資金でも稼いだらどうでしょうか。または、将来の進路が多様な学部に行くという手も考えられると思います。


A.「できること」をしよう!
(ライター Nさん/35歳 男性)
まず「したいことを仕事にする」という幻想を捨ててください。ハッキリ言って、子供のころからやりたいと思っていた事を仕事にできる人なんて、ほとんどいません。仕事の目的はご飯を食べるお金を稼ぐこと。「したいこと」ではなく「できること」をするのです。
わたしは以前会社員だったのですが、大体の場合、先輩に仕事の要点を教えてもらえば、会社員は勤まりますし、長年やっていれば、どんな仕事もそれなりに面白くなってきます。当面の進路としては、とりあえず進学しちゃうのはいかがでしょう。判断を保留できますし、学歴や知識も身につきます。


A.得意、あるいはイヤではないものは?
(会社経営 Sさん/58歳 男性)
小学校や中学校時代までさかのぼって、どんなものが得意だったか、あるいはやってみて嫌でないものをいくつかリストアップして、その関連の情報を集め、仕事に結び付けて、やりたい仕事のイメージをつくる。そして、それを実現するための学校を考える。それを繰り返し意識することにより、進路は固まってきます。


A.あれこれ経験してみて
(主婦 Fさん/54歳 女性)
高校の時点で進路が決まっている方が少数派かもしれません。あと数年したら、大人として仕事をして食べていくということを頭の片隅において、いろいろ経験してほしいと思います。クラブ活動をすることも、ドラマを見たり、漫画を読むことでも、旅をすることでも、人との出会いや未知の仕事に関する発見があるはずです。ただおもしろいだけではなく、意識的に過ごせば何か見えてくると思います。

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