「専門看護師」「認定看護師」は、公益社団法人日本看護協会が認定する資格です。
両資格は、看護師・保健師・助産師として一定期間のキャリアを積んだ人が、それぞれの資格に必要な教育課程の修了をもって、認定審査を受ける
ことができます。
専門看護師とは、専門看護師認定審査に合格し、ある特定の専門分野において卓越した看護実践能力を有することが認められた者をいいます。
複雑で解決困難な看護問題を持つ個人や家族、集団に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識および技術を深めた者で、保健医療福祉の発展と看護学の向上を図ることに貢献します。
平成28年12月時点で「がん看護」「精神看護」「地域看護」「老人看護」「小児看護」「母性看護」「慢性疾患看護」「急性・重症患者看護」「感染症看護」「家族支援」「在宅看護」の11分野で1,883人が専門看護師として登録しています。
また、2017年12月には「遺伝看護」と「災害看護」の2分野が新たに誕生しました。
認定看護師とは、認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することを認められた者で、看護ケアの広がりと質の向上を図ることに貢献します。
平成29年7月時点で「救急看護」「皮膚・排泄ケア」「集中ケア」「緩和ケア」「がん化学療法看護」「がん性疼痛看護」「訪問看護」「感染管理」「糖尿病看護」「不妊症看護」「新生児集中ケア」「透析看護」「手術看護」「乳がん看護」「摂食・嚥下障害看護」「小児救急看護」「認知症看護」「脳卒中リハビリテーション看護」「がん放射線療法看護」「慢性呼吸器疾患看護」「慢性心不全看護」の21分野で、18,728人が認定看護師として登録しています。
(資料:ライセンスアカデミー『医療系学校入試データ 2018』/平成29年11月30日発行)