会社は、いろんな部門が役割分担をして運営しています。会社を動かすために、どんな部門があるのか見てみましょう。
※業種によって設けている部門が異なる場合もあります。
【株主総会】
〈経営部門〉
会社組織を運営する
会社の目的を達成するよう、組織を整え事業を推進する
●経営者/社長、副社長、専務 など
〈経理/会計/財務部門〉
お金を管理・運用する
経理、会計:入金や出金に関わる仕事
財務:資金調達など経営に関わるお金について担当
●経理担当者
●会計担当者
●財務担当者
〈外部スタッフ〉
●公認会計士
●税理士
●経営コンサルタント など
〈総務/人事部門〉
社内の事務を担当する
総務:機器・文具の購入、各種契約など、各部署の仕事を円滑にするための仕事
人事:社員の勤務状況、採用、異動、給与、昇進などに関する仕事
●総務担当者
●人事担当者
●社会保険労務士
【商品】
〈企画部門〉
商品や事業を考える
商品の開発や事業の実施のために必要な計画を立てる
●マーケットリサーチャー
●プランナー
●企画スタッフ など
〈製造部門〉
商品をつくる
原材料に手を加えて製品にしたり、効率よく製造できるように工夫する
〈工場〉
●製造スタッフ など
〈広報/宣伝部門〉
商品や会社をアピールする
広報:マスコミへの対応、広報誌の制作など、会社のイメージアップを図る
宣伝:広告代理店などに依頼して、商品を社会に知らせるための広告をつくる
●広報スタッフ
●宣伝スタッフ など
〈営業/販売部門〉
商品を売る
利益を得る目的で、商品販売やその他の事業を営む
●営業
●販売員
株式会社は、株式(株券)を発行してそれを売ることによって会社の資金を集め、運営していく企業形態。
資金の出資者を株主といい、株主は「株主総会」で経営者(取締役)を選び経営を委ねる代わりに、出資以上の配当を期待する。
ただし、小さな会社では経営者がすべての株を持ち、経営者と株主が同じである場合が多い。
会社には、必ず「商品」がある。商品には、お菓子、洋服、本、自動車などといった目に見える「製品」ばかりではなく、アイデア、情報といった形として目に見えない 「サービス」も含まれる。
会社は、これら有形無形の商品を提供して利潤を追求する団体であり、社員は何らかの役割で利潤の追求に参加して給料を得ていると言うことができる。
総務の仕事は経理や人事などの仕事と密接な関連があることをまずは知っておこう。
エキスパートになるには、各種保険や年金の制度、税務・労務・法務に関する法律知識なども身につける必要がある。
特に中堅・中小企業の総務では複数の役割を担当することが多く、人事・経理・会計・財務など広範囲の仕事をしている場合も珍しくない。
(資料:ライセンスアカデミー『仕事から見つける学校資料請求本2018』/平成29年10月31日発行)