業務を効率よく行うために不可欠なソフトウェア(コンピュータプログラム)の導入の流れについて見ていきましょう。
どんなソフトウェアをつくるかを決める
依頼主 → 〈開発会社〉
①依頼主から、開発会社へ相談
②開発会社から依頼主へ企画を提案
●システムコーディネーター
顧客の事業内容を調査・分析し、課題を解決するための情報システムの企画・設計を行う
ソフトウェアをつくる
③依頼主が開発会社へ仕事を依頼
④開発会社から依頼主へ仕様書の提案
⑤開発会社が開発を開始
●システムエンジニア(SE)
●プログラマ
確認する
⑥現場でのテストを行う
関係者でシステムのすべてをチェック
★完成★
実際に導入する
※運用・保守
●サポートエンジニア
自社商品(ソフトウェア)のトラブルや利用者の相談に対応し、解決する
ひとくちにコンピュータ関連の仕事といっても、
・コンピュータ機器(ハードウェア)をつくる仕事
・ハードウェアのシステムを動かすための手順や命令を出すソフトウェアをつくる仕事
・情報を提供する仕事
・情報処理をする仕事
という具合に、さまざまなものがある。
必要な知識や技術もそれぞれ違うため、目標を定めて目指すことが大事だ。
ソフトウェア開発は、特定のお客さんの要望に合わせてつくる場合と、同じパッケージを大量生産する場合がある。
前者は、オーダーメイドでそのお客さんだけのオリジナル。
後者はソフトウェア関連企業が、市場のニーズや社会的動向をとらえて多くのコンピュータに適応する製品を開発して広く販売していくケース。
ソフトウェア開発に携わる技術者に占める割合は、システムエンジニア(SE)とプログラマが圧倒的に多い。
プログラマを第一歩として経験を積み、十分な実力を身につけてSEになり、さらにプロジェクトマネージャーやシステムアナリスト、システムコーディネーター、ソフトウェア開発会社の経営者などを目指すのが一般的な流れだ。
(資料:ライセンスアカデミー『仕事から見つける学校資料請求本2018』/平成29年10月31日発行)