日々急速にトレンドが変化する理容・美容業界。各ジャンルの仕事がどのように関わり合っているのか、一例を紹介します。
髪を切る・整える
顔そり(シェービング)
〈理容室〉
【事業形態の例】
・個人経営
・ホテルやサウナなどに併設
・ブライダルサロンやホテルなどと提携
・低価格のヘアカット専門店
●理容師
髪を切る・整える
まつげエクステンション
〈美容室〉
【事業形態の例】
・個人経営
・ネイルサロンに併設
・ブライダルサロンやホテルなどと提携
・フリーランスで活動
●美容師
●メイクアップアーティスト
着付け・ブライダルヘアメイク
〈ブライダルサロン〉
●理容師
●美容師
●ブライダルコーディネーター
●着付師
ネイルアート・ブライダルネイル
〈ネイルサロン〉
●ネイルアーティスト
ボディケア・整体
リフレクソロジー・アロマテラピー
〈リラクゼーションサロン〉
●エステティシャン
●アロマセラピスト
●リフレクソロジスト
ブライダルエステ・脱毛
ハンドマッサージ(ボディ・フェイシャル)
〈エステサロン〉
●エステティシャン
理容師だけに許されているのが、カミソリで顔を剃る行為。
それ以外のヘアカット、パーマ、カラーリングなどは、理容師も美容師も同じようにできる。
また、理容室の顧客は男性が中心だが、最近は女性向けシェービングやエステなどのメニューを設ける店舗もある。
一方、美容室は中高年男性の利用が増え、次第に理容室との差がなくなってきている。
仕事内容はヘアカットだけにとどまらない。美容業界においては、いまや「トータルビューティ」が基本。
メイク、エステ、ネイルなど、人を総合的にきれいにする仕事に携わることができる。
また理容業界においても、ブライダルシェービングやフェイシャルエステなどのサービスを提供する店が多くなっている。
こうした多様なジャンルが複合的に関わっている業界だ。
ストレス社会と言われる近年、疲れた体に癒しを求める人が増えており、それと同時に拡大してきたのがリラクゼーション業界だ。
かつての顧客は、癒しと美を求める女性が中心だったが、最近ではメンズエステなどの男性客を中心とするリラクゼーションも増えつつある。
リフレクソロジー、ボディケア、整体、スパなど、事業内容は幅広い。
(資料:ライセンスアカデミー『仕事から見つける学校資料請求本2018』/平成29年10月31日発行)