会社選びのポイント

会社選びのポイント

会社選びをするときに基準となるポイントを紹介していきます。

まずは、求人票やそれぞれの会社のウェブサイトなどで、働いてみたいと思う会社や募集のある会社について調べてみましょう。

そうした情報だけでは分からない部分については、各高等学校の進路指導の先生に相談したり、会社見学やインターンシップ、面接のときなどに担当者の方に直接聞いてみましょう。

〈Point 1〉仕事の内容を知る

会社を選ぶには、「どんな仕事をするか?」が重要です。まずはその会社がどんな商品を扱っているのか、どのような仕事をどのように行うのかといったことを理解しましょう。

〈チェックしてみよう〉
□ 具体的にどんな仕事をする?
□ 会社内での仕事(事務など) or 会社の外に出ることの多い仕事(営業など)?
□ 立ち作業 or 座り作業?
□ 専門的な知識や技術・資格は必要?
□ 自分を高めていく技術やノウハウを身につけることができるか
□ 希望の仕事がある場合、すぐにその仕事に就けるか、すぐには難しそうな場合は、どのような準備が必要か
□ 入社3年目、5年目、10年目ではどのような仕事をしているか

〈Point 2〉会社の将来性を見る

会社は、仕事をする基盤となる場所です。安定して仕事を続けるには、会社の安定性や将来性が大事になってきますので、会社のこれまでのあゆみ、今後の事業計画、社長(経営者)のメッセージなどから会社の全体像をつかんでおきましょう。
また、先輩や卒業生で実際に働いている人がいる場合は話を聞いてみましょう。

〈チェックしてみよう〉
□ 会社の設立した時期は?(※新しいから不安定ということではありません。一つの目安です)
□ 会社の規模や知名度(※大きければ将来性があるというわけではありません。小さくても将来性のある会社は数多くあります)
□ 会社の近年の業績(売上など)
□ 産業動向を踏まえた将来性
□ 採用者数、離職者数
□ 社会への貢献度
□ 経営母体、経営者の理念

〈Point 3〉労働状況・職場環境をチェックする

仕事をするにあたって、働く環境が自分に適しているのかどうかは非常に大切な要素です。
雇用形態、賃金、勤務時間、加入保険の有無などをよく調べておきましょう。

〈チェックしてみよう〉
□ 雇用形態はどうか(正社員・契約社員・派遣社員・その他)
□ 勤務時間(何時から何時までの勤務か、残業時間、休日など)
□ 賃金(初任給・賞与・入社後の給与の伸び)
□ 研修制度・資格取得支援制度 
□ 会社までの通勤時間、寮設備
□ 転勤があるかないか
□ 加入保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険など)
□ 女性の場合、子育て支援はあるか(育児休業の取得実績など)
□ 社員の年齢構成、職場の雰囲気(会社見学のときにチェック)
□ 会社周辺の環境(会社見学のときにチェック)

〈Point 4〉総合的に判断する

〈Point 1~3〉をふまえて、どの会社を受けるかを絞り込んでいきましょう。
会社を選ぶにあたって、すべての条件が満足いくものであればよいのですが、自分の希望を完全に満たすのは難しいものです。
自分のなかで条件に優先順位をつけておいて、そこから応募したいと思う会社を絞り込んでいきましょう。

〈チェックしてみよう〉
□ 条件に優先順位をつける
□ 入社時点のことだけではなく、何年後かの働く姿をイメージする
□ いろいろな会社を比較する
□ 進路指導の先生や保護者、先輩など、まわりの人に相談する
□ 会社見学に行き、資料では分からなかったことをチェックしたり質問をする
□ 社風や雰囲気が自分に合っているかどうかを考えてみる

求人票の見方

企業研究をする際に、「求人票」は企業に関する情報を得られる重要な情報源です。
複数の企業の求人票を見比べて、仕事の内容や採用条件、会社の特徴などについて、研究しましょう。
また、求人票からではよくわからない点は、進路指導の先生に相談したり、会社案内やウェブサイトを見るなどして、詳しい情報を収集することも大切です。

→「求人票の見方」はこちら

(資料:ライセンスアカデミー『進路のてびき2019 就職・公務員編』/平成30年5月12日発行)

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