宿泊業・飲食業は、サービス業の一つです。
宿泊業は、旅館やホテルなどで、食事も含めて宿泊サービスを提供します。
飲食業は、食堂やレストラン、喫茶店、ファストフード店などでお客様のために料理や飲み物を提供する業務で、調理から配膳、販売・配達などといった仕事があります。
◆宿泊業
旅館、観光ホテル、ビジネスホテル、リゾートホテル、民宿、カプセルホテル など
◆飲食業
レストラン、料亭、中華料理店、そば店、すし店、カフェ、ファストフード店、弁当店、宅配ピザ店、給食センター など
現在、宿泊業は、訪日外国人の増加や2020年の東京オリンピックに向けてホテルの開業が続いており、全体として好況といえます。
ただし、景気によって売上が変動しやすく、一般家庭が宿泊場所を提供する「民泊サービス」を含め、低価格で宿泊施設を提供する形態が出現するなど、旅行客の獲得競争は激化しています。
飲食業については、コンビニエンスストアやスーパーなどで調理済み食品を購入する人が増えたことや、少子高齢化の影響もあり、長期的に需要は減少傾向にあると言えそうです。
そのため宿泊業・飲食業ともに、各事業者は利用者の獲得・利用促進を目指し、独自性を打ち出すことが重要となっています。
新たな利用層の取り込みが大切なポイントで、社会の変化やニーズに柔軟に対応することが求められています。
アルバイトも含めて求人自体は常時ありますが、高校新卒者に求められているのは、経験を積んで「現場のプロフェッショナル」になることです。
お店や施設の顔として活躍すると同時に、スタッフを統括していく力量なども身につけていくことが期待されています。
◆業務に関する知識・技術習得に積極的に取り組む人
◆ホスピタリティ精神(おもてなしの心)のある人
◆不規則な勤務時間に対応できる人
※仕事の忙しさによって勤務時間は長時間、もしくは交替制となります。
(資料:ライセンスアカデミー『進路のてびき2019 就職・公務員編』/平成30年5月12日発行)