「職種」とは職業や職務の種類のことで、仕事を決めるのに必要なものです。
例えば、一つの会社のなかでも、社内の書類手続、人事、経理などの仕事を行う「事務部門」、商品を売ったり注文をとってきたりする「営業・販売部門」、商品を実際につくる「製造部門」など、さまざまな部門があります。
また、ひとくちに「事務関係の仕事」といっても、会社や業種によって行う仕事は違ってきます。
自分が希望する部署がどんな仕事をするのかについても、前もって調べておきましょう。
(資料:文部科学省「平成29年度学校基本調査」)
庶務・文書・人事・会計、生産・営業販売などに関する事務
一般事務、会計事務、経理事務、生産現場事務、出荷・受荷事務、営業・販売事務、運輸・通信事務、旅客・貨物事務 など
機械・器具による原料・材料の加工、機械器具の組立・調整・修理、製品の製造・制作、機械の操作、建設作業、土木工事、運搬・清掃 など
金属材料製造、化学製品製造、板金作業、メッキ作業、金属溶接、機械・器具組立、自動車組立・整備、食料品製造、衣服・繊維製品製造、印刷・製本、ゴム・プラスチック製品製造、革製品製造、塗装作業、建設機械運転、電気工事、とび職・大工・左官、土木作業、貨物運搬、倉庫作業 など
商品・不動産・株や小切手などの売買、売買の仲介、商品売買・製造・サービスに関する取引交渉・受注 など
営業、小売店員、訪問販売、移動販売、再生資源回収 など
家事・介護サービス、調理、接客・娯楽サービス など
家庭生活支援(育児・介護・ハウスクリーニングなど)、介護職員、調理、接客・配膳(食堂・喫茶店・旅館・ホテル・船舶・列車など)、娯楽場での接客(映画館・劇場・スポーツ施設・遊園地など)、旅行・観光案内、理容・美容、エステティシャン など
社会・個人・財産の保護、法と秩序の維持などの仕事
警察官、消防士、警備員、海上保安官、自衛官、看守 など
電車・自動車・船舶・航空機などの運転・操縦やそれらに関連する仕事、通信機の操作 など
鉄道運転、鉄道輸送関連業務、自動車運転(バス・タクシー・トラックなど)、船舶・航空機操縦、車掌、甲板員、無線通信員、郵便配達員 など
高度な水準での技術的な仕事、医療・教育・法律・芸術・その他の専門的性質の仕事
農林水産業・食品技術者、機械・電気技術者、建築・土木・測量技術者、医師、看護師、教員、弁護士、システムエンジニア、プログラマ、デザイナー、プロスポーツ選手 など
※ほかに、農林漁業関係、管理的職業などがあります。
(資料:ライセンスアカデミー『進路のてびき2019 就職・公務員編』/平成30年5月12日発行)