メイクアップアーティストやエステティシャン、ネイルアーティストになるのに、特別な国家資格などは必要ない。
しかしその反面、確かな技術が求められるのがビューティー業界。
その意味では、まずは美容師の国家資格を取得して、美容全般の基礎知識を習得した後、発展的な進路としてこれらの世界を志向するのも良いだろう。
その際に実力判断の基準となる各種検定の合格を目指すというのも効果的。
◆日本メイクアップ技術検定試験
国際的に通用するメイクアップアーティストの育成を目指し、JMAの定める正しいメイク基準を基本として実施している。
1~3級があり、全て実技試験のみ。
◆メイクセラピー検定
心理カウンセリングの手法を取り入れたメイクアップ技法で、化粧療法の一環として位置づけられる。
検定試験は心理面のアプローチに必要な「メイクセラピー的心理学」「コミュニケーション」「化粧心理学」、メイクアップに必要な「メイク理論」「色彩学」などの分野から出題される。
エステティシャンの資格は、各団体が認定しているものとして以下のような種類がある。
詳しくは、運営団体のウェブサイトなどで調べてみよう。
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
https://ajesthe.jp/
◆CIDESCOインタ-ナショナル・エステティシャン
http://www.cidesco-nippon.or.jp/
◆日本スパ・ウエルネス協会介護予防セラピスト
https://www.spa-wellness-japan.or.jp/index.html
◆AEA 認定インターナショナルエステティシャン
http://www.esthesite.com/
◆INFA国際ライセンス
http://www.infa-japan.gr.jp/index.html
◆ネイリスト技能検定試験
1〜3級があり、3級はネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術および知識、2級はサロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、ネイルアートに関する技術および知識、1級はトップレベルのネイリストとして必要とされる技術および知識を認定する。
◆ネイルスペシャリスト技能検定試験
学生、初心者を対象とした「A級」「SA級」と、プロフェッショナルを対象とした「PA/AA/AAA級」がある。
ともに学科試験と実技試験があり、「PA/AA/AAA級」は実技試験の点数により各級に認定される。
(資料:ライセンスアカデミー『学べることから見つける大学探しBOOK 2019』/平成30年6月15日発行)