医療・保健の資格 ~ 言語聴覚士・視能訓練士 ~

言語聴覚士

言語コミュニケーションに障害を抱えた人を指導・訓練する
「話す」「聴く」だけではなく、発声・発音、認知など、言語コミュニケーションに障害を抱えた人の機能回復を目指し、指導・訓練を行う。

言語障害の症状はさまざまで、また、高齢社会のいま、高齢者の言語訓練などを担当することも増えてきている。

こうした場合でも、介護福祉士やケースワーカーなどを含んだチームとしての対応が必要となる。

対象も、乳幼児から高齢者まであらゆる年代にわたるため、一人ひとりの状態を見極め、心理面も含めて言語や人とのコミュニケーションの回復をサポートしていく。

言語聴覚士になるには、高等学校卒業あるいは大学の入学資格を得た後、法律で定められた学校・指定養成施設で学び、国家試験に合格して、厚生労働大臣の免許を取得するのが一般的。


国家試験受験資格の主な取得方法
①高等学校卒業あるいは大学の入学資格を得た後、文部科学大臣の指定する学校または都道府県知事の指定する養成所(3年以上)を修了する。

②大学・短期大学、もしくは高等専門学校等において2年以上(高等専門学校は5年以上)修業し、かつ厚生労働大臣の指定科目を修めた者で、文部科学大臣の指定する学校あるいは都道府県知事の指定する養成所(1年以上)を修了する。

③大学・短期大学、もしくは高等専門学校等において1年以上(高等専門学校は4年以上)修業し、かつ厚生労働大臣の指定科目を修めた者で、文部科学大臣の指定する学校または都道府県知事の指定する養成所(2年以上)を修了する。

④大学で厚生労働大臣の指定する科目を修めて卒業する。

視能訓練士

目の検査や視力回復訓練などを行う
眼科医師の指示により、視力・視野・屈折・調節・色覚・眼圧・眼球運動などの視機能検査を行い、斜視や弱視の視機能回復や治療計画の立案も含めた矯正訓練を行う。

また、学校や職場での集団検診や視力が低下した高齢者などに対するリハビリテーション指導なども担当する。

近年、OA機器による眼精疲労を訴える人の増加や高齢社会の到来などにより、眼科を訪れる人は増加傾向にある。

一方、視能訓練士自体に対する全体的な需要に少しずつ供給が追いついてきている傾向があるものの、開業医からは実力のある有資格者を望む声があがっている状況には変化がない。

視能訓練士になるには、高等学校卒業あるいは大学の入学資格を得た後、法律で定められた学校・指定養成所等で学び、国家試験に合格して、厚生労働大臣の免許を取得するのが一般的。


国家試験受験資格の主な取得方法
①高等学校卒業あるいは大学の入学資格を得た後、文部科学大臣の指定する学校または都道府県知事の指定する養成所(3年以上)を修了する。

②大学・短期大学または指定の学校・養成所で2年以上修業し、かつ指定科目を修め、文部科学大臣の指定する学校あるいは都道府県知事の指定する養成所(1年以上)を修了する。

(資料:ライセンスアカデミー『学べることから見つける大学探しBOOK 2019』/平成30年6月15日発行)

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