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〈職業実践専門課程〉を理解する!①基礎知識

職業に直結した教育と柔軟なカリキュラムが魅力

専門学校の教育の目的は、職業に直結したスペシャリストを養成することです。

仕事に就く上で必要とされる知識・技術、資格等を身につけるための学科やカリキュラムが用意され、実技・実習の時間が多く設けられています。

また、専門学校のカリキュラムは、時代の価値観に柔軟に対応しているという特徴があります。

例えば、高齢社会に対応すべく福祉や医療に関連する学科が増えたり、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けて盛り上がる建設業界やホテル・観光業界を意識した学科・コースの新増設など、社会のニーズに応じた教育内容が採り入れられています。

例年約17万人以上が進学する専門学校

高校卒業後の進路として最も多いのは、49.4%を占める大学(学部)で、その次に多い進学先が専門学校です。

高校新卒者106万9,568人のうち、16.2%に当たる17万3,676人が全国2,822校の専門学校に進学しています。

職業に直結した教育に特化している点や、資格取得のための支援体制が充実していることが、専門学校が選ばれる理由の一つといえます。

「専門学校」と名乗ることができるのは認められている証拠

専門学校」とは、正式には「専修学校の専門課程」のことを指します。

専修学校とは、修業年限や授業時間など、一定の条件を満たした教育機関で、私立の場合は所在する各都道府県知事の認可を受けています。

そのうち高校卒業以上を対象とするのが「専門課程」で、一般的に専門学校と呼ばれます。

専門課程以外には、中学校卒業以上を対象とする「高等課程」、入学者の学歴や年齢を問わない「一般課程」があります。

また、既存の専門課程の学科を「職業実践専門課程」として新しく認定する制度が、平成25年度にスタートして注目を集めています。

(資料:ライセンスアカデミー『職業実践専門課程ガイドブック2019』/平成30年7月10日発行)

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