【進路相談Q&A】警察事務と市役所などの事務との違いについて教えてください。

また、警察事務になるのに、有利になる大学の学部についても教えてもらえるとありがたいです。

警察事務も、市役所などの事務職も、公務員採用試験に合格することで就ける職業という点では同じです。「警察」事務と言っても、警察官とは違って、警察官採用試験で採用されるわけではないのです。

警察事務は、予算編成や福利厚生、広報などの一般的な事務職が行う業務に加え、遺失届けの受理や拾得物の管理、犯罪情報の収集・分析、交通管制などの警察独自の業務も行っていくことになります。

配属される部署によって業務内容は変わってきますので、詳しくは各都道府県の警察の公式サイトなどに用意されている職種紹介のページを見てみるとよいでしょう。

また、警察というある意味で特殊な場所で働く仕事であるため、就業時間が不規則であったり、上下関係や規則が厳しかったり、入職前に警察学校に一月ほど入学して研修を受けなければならない、などといったこともあるようです。

公務員採用試験では、法律関係の試験が行われることが多いため、法学系の学部・学科に進んでおくと若干有利になる場合もあるとは思います。

ですが、大学での勉強だけでは、公務員採用試験に合格することは難しいので、どの学部・学科に進んだ場合でも、予備校や通信教育などを利用して公務員採用試験向けの受験勉強をしていく必要があります。

その意味では、どの学部・学科に進んでも大差はないとも言えます。ですので、学部・学科の選択に迷うようであれば、素直に学びたいことが学べる学部・学科に進んでしまってもよいと思います。


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