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実現できる!自力進学★生活費を考えよう

生活費を考えよう

自力進学を考える上で忘れてはいけないのが「生活費」です。

特に自宅を出て一人暮らしをする場合は、家賃をはじめ食費や水道・光熱費など、毎月いろいろなお金が必要になってきます。

進学後の生活をイメージして必要となるお金について考えてみましょう!

一人暮らしを始めるにはいくらかかるの?

■入学までにかかる費用(私立大下宿生・全国平均)
(資料:大学生協[全国大学生協連]2017年調べ)

住まい探しの費用
218,100
交通費/宿泊費・滞在費/敷金・礼金・入館金/あっせん手数料/前家賃や日割り分 など

【敷金】賃料保証のために預けておくお金
【礼金】家主への謝礼的なお金

部屋を借りるための費用は、主に敷金・礼金・不動産仲介料などで、実際の家賃の4~6カ月分になることが多いようです。なお、賃料は地域によって差があり、都市部の場合はほかの地域よりも高い傾向にあります。

生活用品購入費用
310,600
寝具/家具/家電用品/自炊用品/電話加入権・配線工事費/日用雑貨・自転車・バイク・その他/衣類(スーツ・靴・鞄など)や身の回りの小物 など

必要な家電用品は、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、掃除機、テレビなど。場合によってはエアコンやこたつなどの冷暖房機器も必要となります。家具つきの部屋を備えた民間の賃貸マンションなどもありますが、食器などの日常品は、自宅から持って行けるものはできるだけそれらを利用したり、例えばリサイクルショップなどで購入したりすることで、全体的な出費を抑えることができるでしょう。

その他の費用
249,000
引越し代・荷物の送料/4月分の生活費/予備の貯金/保険料/生協出資金/お礼・お祝い返し など

【生協出資金】大学生協などを利用する際に必要となるお金のことで、原則として、卒業時に返還されます。

引越し料金は、複数の専門業者から事前に見積もりを取って比べてみると良いでしょう。新生活を始めるにあたって、必要になるものを事前に書き出すなど、準備をしておきましょう。

教科書・教材購入費用
180,500
パソコン/教科書/電子辞書/教材 など

毎日の日常的な授業や自宅などでの勉強における使用を前提として、パソコン等の貸与制度を設けている学校もありますが、就職活動などを意識して自分で用意するというケースも少なくないようです。まずは進学志望先の学校に状況を確認してみましょう。

一人暮らしの場合、1ヵ月の生活費はどれくらい?

一人暮らしでは、それが「下宿」であれ「学校寮」であれ、家賃に加え、食費、電気・ガス・水道などの光熱費や電話代といった、さまざまな費用がかかります。

自宅からの通学生と比較するとほぼ2倍くらいの開きがあります。

さらに、トイレットペーパーや常備薬など、いままでは自宅で自由に使うことができていたものも購入する必要があります。

また、部活動やサークルに加入すれば、交際費も少なからずかかってくることでしょう。大学生の1カ月の生活費の内訳を見ていきます。

一人暮らし下宿生の1カ月の生活費(全国平均)

(資料:大学生協[全国大学生協連]2017年調べ)

一人暮らしの場合、支出に占める最も大きい割合は「住居費」です。割合にして約44%と、全体の半分近くにまでおよびます。

また、「食費」は1カ月約25,190円。1カ月を30日で単純に計算すると、1日約839円というのが、いまの大学生の食事事情のようです。

「住居費」と「食費」を合わせて実に約65%もの割合を占めています。

一人暮らしの場合、約59%を占める「仕送り」が最も大きな収入源となっています。

また、大学生の2人に1人は何らかの奨学金を利用しており、収入の約16%を占めています。

一人暮らしをしている多くの先輩は、授業とのバランスを考えてアルバイトをすることで、不足分や友人との交際費を捻出するなど、うまく生活費をやりくりしているようです。

仕送り額は前年より増加したが、仕送り「¥0」の学生も…
「いろいろな奨学金・教育ローン」を読む

(資料:ライセンスアカデミー『進路のてびき2019 就職・公務員編』/平成30年5月12日発行)

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