相談内容|ディスパッチャーを目指す場合、文系と理系のどちらが有利?

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相談内容
ディスパッチャーを目指す場合、文系と理系のどちらが有利?

私は最近、ディスパッチャーという仕事に興味を持つようになりました。 以前は栄養系の仕事に憧れていたため、理系選択をしているのですが、ディスパッチャーを目指す場合、理系でよいのでしょうか。また、高校時代に頑張っておくべき教科はありますか? 他にも、大学で進むべき学科や、ディスパッチャーという仕事の安定性など気になることがいろいろあります。 ご回答のほどよろしくお願いします。

回答

 疑問点がいろいろとあるようですので、一つひとつ答えていきますね。

 まず、文理選択についてですが、ディスパッチャー、栄養系共に理系のほうがよいと思います。

 ディスパッチャーの場合、フライトプランを作るために情報収集能力や論理的思考能力が求められます。

これらは理系学部で特に養われる基礎能力となりますので、理系選択をしておくと様々な点で有利になるでしょう。

 栄養系の場合、進学後に化学(有機化学)・生物の基礎知識が必要となってきますので、やはり理系選択の方が有利になります。高校時代の内に、化学、生物の勉強に力を入れておくと進学後に苦労することが減ると思います。



 高校時代に力を入れておくべき教科ですが、栄養系の場合は、上記の通り、化学、生物となります。ディスパッチャーの場合は、必須となる教科はありませんが、論理的思考能力を磨くという点で言えば、物理あたりがおすすめかもしれません。また、気象関連の基礎知識を学ぶという点で地学にも触れておくとよいでしょう。



 進学すべき学部・学科ですが、ディスパッチャーになるためには、まず航空会社(関連会社も含む)に入社する必要がありますので、そこから逆算してみてもよいでしょう。

 試しに、2014年度のANAの新卒募集要項を見てみたところ、応募資格は「文系学部・理系学部(全学部)」となっており、「※総合職事務職の活躍のフィールドは多岐にわたっており、文系学部の方とともに、理系学部の方の積極的なご応募をお待ちしております」という注釈がついていましたので、特定の学部・学科にこだわる必要はないようです。



 ディスパッチャーという職業の安定性ですが、国家資格取得という専門性と実務経験が必要なこともあり、人材としての価値は高いです(育成にも費用がかかります)。

 ただ、日本航空(JAL)の破綻の例を見れば分かる通り、企業がどれくらいの期間、安定して存在し続けられるのかは何とも言えない部分があります。

 航空機の需要自体がなくなることはないと思われますので、業界としては安定していますが、世の中、何が起こるのかは分かりませんので、無事にディスパッチャーになれたとしても、そこで安心して立ち止まるのではなく、努力を続け、歩み続けるようにしましょう。そうしていけば、何かしらトラブルが起きた際にも、それを乗り越えられる力が身につくはずです。

2015年04月更新

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