文理選択の時期が近づき、文系と理系のどちらを選ぶべきか迷っています。 元々は農学部に興味があり、理系選択を考えていたのですが、数学と化学で詰まることが増えてきたので、文系も悪くないかな、と思うようになってきました。 文系と理系の違いって具体的にはどんな感じなのでしょうか?
文系と理系の違いですが、個人的には興味を持つ対象の違いだと考えています。
文系に分類される文学や歴史学、心理学などの学問は、基本的に“人”を対象としています。人間関係や社会構造、経済、文化、芸術など、人間の活動が研究の中心になる学問が文系に含まれることが多いです。
一方、理系に分類される数学や科学、医学などの学問は、主に“物”を対象とする学問となっています。人間を対象にしているように思える医学も、実際の仕事内容は非常に化学的(ケミカル)なもので、血液中の化学物質の含有量の変化などを手がかりに診断や治療を行っています。
ですので、文系、理系のどちらを選ぶべきか迷うようなら、あなたが“人”と“物(自然現象)”のどちらに、より興味を持っているのかを参考にしてみるとよいでしょう。
とはいえ、抽象的な話だけでは文理選択はしづらいものです。以下に大学における文系と理系のメリットについて書いておきますので、参考にしてみてください。
○文系のメリット
・理系と比べて実験・研究活動に束縛されないため、自由な時間が取りやすい
・専攻によって就職先が限定されることが少ない
・理系科目から距離を置ける(ただし、経済学など数学が必須となる学問も)
・理系と比べると学費が安め
○理系のメリット
・専攻内容が就職に結びつきやすいため就職しやすい
・卒業後に役立つ技術や知識が身につく
一見、理系の方がメリットが少ないように見えますが、就職しやすさだけで十分にメリットがあると考え、理系を目指す人も多いです。
農学部からは、専門である農業関連の仕事以外にも、食品系や化粧品開発など、さまざまな職業を目指すことができます。
進学する学部・学科によって、就きやすい職業、就きづらい職業が出てきますので、先に仕事について調べて、それから文理選択をしてみるというのも一つの手ですよ。
2021年12月更新
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