「大学」と「大学校」とでは何が違うのでしょうか? また、学費について大きな違いはありますか?
大学は文部科学省所管、大学校は文部科学省以外の省庁の所管の学校となります。
大学校の設置目的は、所轄省庁の幹部候補生や技術系職員の育成と、特殊技能を必要とする専門職業人の育成とされています。そのため、カリキュラムの内容も、所轄省庁の実務に役立つ教育中心となります。
学費についてですが、学校によってまちまちとなりますので、各学校の公式サイトやオープンキャンパスなどを通して学費や雰囲気を調べてみてはいかがでしょうか。
「航空保安大学校」「気象大学校」「海上保安大学校」「防衛大学校」「防衛医科大学校」の場合は、入学した時点で所轄省庁の職員として採用されたことになりますので、学費はかからず、逆に給与として毎月一定額のお金が支給されることになります。
なお、「大学校」という名称を規定する法令はないため、自動車系の専門学校や民族学校などが学校名に「大学校」とつけている場合もあります。これらの学校については、大学や上記の大学校ともまた別物となりますので注意してください。
2015年03月更新