進路相談

私の将来の夢は有名なグラフィックデザイナーになる事です。 大学と専門学校のどちらの方がより詳しくデザインを学べますか? 大学と専門学校の具体的な違いとは何ですか?

回答

 大学と専門学校の違いは以下のようになっています。



○大学

・学術的な研究を行う

・実践よりも理論重視の傾向

・教養教育などにより幅広い知識と視野を養成

○専門学校

・実践的、実務的な教育

・専門教育が授業時間の大半を占める

・職業と密接に関連した教育を行い、即戦力を育成



 美術系の学校の場合、カリキュラム中の実技の割合が高くなるため、ある程度、大学と専門学校のカリキュラムの内容が近くなる部分はありますが、上記の大学と専門学校の性格の差はやはり存在しています。

 美術大学では様々な分野の実技の他、一般教養や語学、美術史や美術論、文化論、色彩学なども学んでいくことになるため、教養や専門知識という形で絵描きとしての引き出しを増やしていくことができます。一方、専門学校では専攻したコースに関わる画材やCGソフトウェアなどの具体的な使用方法を中心に学んでいくことになりますので、卒業後、すぐに実務に就くことができます。

 あなたの考えている「有名なグラフィックデザイナー」なるものが、どのようなデザイナーのことであるのか、私には分かりませんが、個人的な意見を言えば、良い絵を描くためには自分の内的世界を広げてくれるような様々な知識や経験が必要になってくると思いますので、実務的な技術を中心に学ぶ専門学校よりも大学の方が進路としては適していると思います。仮に専門学校を選ぶ場合でも、入学試験に厳しい実技試験があるような実績のあるデザイン系専門学校を選ぶようにすると良いでしょう。

 美術大学や実績のあるデザイン系専門学校を目指す場合、厳しい実技試験に合格するために、絵描きの基礎体力ともいえるデッサン力や色彩感覚を磨いていく必要があります。

 そのためには美大受験予備校や美術研究所などに通って、美大受験専門の勉強をしていかなければなりませんので、今の内から、通える範囲内にそのような予備校がないかどうか調べて、受験計画を立てていくと良いでしょう。

2008年10月更新

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