私は将来、アニメ映画を製作する仕事に就きたいと思っています。 特に、アニメの画に直接触れられる仕事をしたいと思っているのですが、大きく分けてどのような種類の職業があるでしょうか。 また、私はあまり絵が上手くないのですが、専門の学校に通い、しっかりと学べば、それなり以上の力をつけることはできるでしょうか。
アニメの画に直接触れられる仕事ということであれば、やはり作画系の職種、いわゆるアニメーターがメインになると思われます。
アニメーターは、動画マンから始まり、原画マン、作画監督、演出、監督などとキャリアアップしていく仕事の系統となります。こちらの職種を目指す場合には、やはり人並み以上の画力と根気、体力などが必要とされます。
若い内は画力の上昇の度合いも高いので、今からデッサンやパースなど、作画の基礎について学んで、毎日、絵の練習を続けていけば、アニメーターを目指せる可能性はあると思います。
絵の独学の方法については、市販の参考書で学ぶのが一般的ですが、近年は企業や個人がネット上で絵の描き方を解説するコンテンツを用意していることもありますので、そのようなサービスを利用してみてもよいでしょう。また、通っている高校に美術部があるようなら、入部してデッサンの基礎などから教えてもらってもよいと思います。
とはいえ、絵については才能の有無が大きく影響してきますので、上達ぶりがあまりよくないということであれば、手書きではなく、3DCGの方を選んでみてもよいかもしれません。
近年のアニメでは、メカニックや背景の一部はもちろん、人物までCGで表現されるようになってきています。
そのため、ある程度以上の大きさのアニメスタジオであれば、3DCGの部門がありますので、そちらを目指してみてもよいでしょう。
自宅にパソコンがあるようなら、フリーの3DCGツールなどをインストールして、モデリングやモーション作成等の作業が性に合うかどうか試すこともできます。
最近は、動画作成を液晶タブレットで行うスタジオも増えていますので、パソコンやグラフィックソフトの操作に慣れておいて損はありません。また、彩色や撮影なども、今ではRETAS STUDIOのようなパソコン上で動作するアニメーション作成ソフトで行われるのが一般的です。
ともあれ、今できることは、まずデッサンやパースの勉強を始めて、自分にアニメーターとしての才能がありそうか確かめてみることです。
その上で、本格的にアニメ関連の進路を目指すのか決めていくようにしましょう。
2017年04月更新