相談内容|私は今、アニメーターと漫画家のどちらを目指すかで悩んでいます。どちらも絵を描く仕

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私は今、アニメーターと漫画家のどちらを目指すかで悩んでいます。どちらも絵を描く仕事で、なりたいと思う気持ちも強いです。何かアドバイスをお願いします。

回答

 まずはアニメーターと漫画家の仕事内容を詳しく調べてみて、どちらが自分により合っている仕事なのか、どちらがより長く続けられそうな仕事であるのか、を考えてみると良いと思います。

 たとえば、アニメーターであれば、ともかくたくさんの絵を描かなければなりません。ベテランの動画マンであれば、月千枚ぐらいの動画を描いたりしますので、一日あたり30~40枚の絵を毎日描き続けることになります。

 基本的には納期厳守の仕事ですので、手が遅い人の場合は、睡眠時間を削って仕事をしなければならなくなりますし、給料も決して高いとはいえません。絵を描くこと、自分の描いた絵を動かすことが好きな人であれば、この上なく楽しい仕事らしいですが、そうでない人にとっては厳しい仕事になる可能性があります。

 漫画家であれば、まずは物語が作れるか、斬新で面白いネタが出せるかどうかが勝負となります。漫画家の場合はさほど絵がうまくなくてもデビューすることが可能ですが、その分、作品の内容が面白くなくてはなりません。

 どこかで見たような、ありきたりな話では読者に満足してもらえないことが多いので、常に世間の動向にアンテナを張り巡らして新奇なアイデアや流行りものを探していったり、自分なりの個性を確立していったりする必要があります。また、漫画家も納期厳守の仕事ですので、原稿の進行状況によっては締め切り前に徹夜で原稿を仕上げる羽目になるということもあります。

 アニメーターや漫画家の実情に関しては、インターネットや書物などで結構簡単に調べることができますので、そのような情報を確認してみて、自分がどちらの職業に向いているのか考えてみると良いでしょう。

 どちらの職業を目指すにせよ、毎日デッサンを続ける、投稿用の作品を作る、などの努力を欠かさないことをおすすめします。ヒット作に恵まれるためには確かに運が必要となりますが、仮にチャンスが巡ってきたとしても、その時にチャンスをつかめるだけの実力を身につけていなければ成功することはできません。

 私の友人に作品がTVアニメや映画になるまでの成功をした人がいますが、その人も常に人並み以上の努力や工夫をし、巡ってきたチャンスを逃さずヒット作を世に出したものです。

 そのことからも分かるように、一所懸命な人間だけが成功する、ということは、決して嘘ではありませんので、夢をあきらめずに頑張ってみてください。(すぎもと)

2008年06月更新

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