雑誌の広告ページで挿絵ライターという職業名を見かけたのですが、この職業はどのような職業で、どうすればなれるのでしょうか?
挿絵ライターとは、本や雑誌に掲載される挿絵(カット画)を描くイラストレーターのことを指すようです。
挿絵ライターという言葉は、職業名として一般に認められている言葉ではなく、挿絵ライターの通信講座を行っている会社が必要に応じて作り出した造語のように思われます。
挿絵ライターは、雑誌などの挿絵に特化したイラストレーターのようですので、この職業に就くためには、出版社に自分の絵の実力を認めてもらう必要があります。
イラストや漫画の持ち込みをしたり、ティーン向けの小説誌などにたまに掲載されている挿絵画家募集の広告に応募したり、自分のホームページ上に自作イラストを掲載したり、出版社と関係のあるデザイン事務所に就職するなどして、自作イラストが編集者の目に留まる機会を増やしていけば、いつか挿絵イラストの仕事が飛び込んでくるかもしれません。
私の知り合いを見る限りでは、挿絵の仕事をした経験のある人達はみな、本業として漫画家(もしくはアシスタント)やアニメーター、ゲームの原画家などをしながら、アルバイト的な形で挿絵の仕事をしていたようでした。
それを考えるならば、挿絵ライターにこだわらず、挿絵の仕事はあくまでもおまけと考えて、他のデザイン系の職業を目指した方が良いのではないかと思います。
2009年04月更新