高校3年生になるというのに、自分の本当にしたいこと、学びたいことが未だにわかりません。お菓子を食べる事が好きなので「パン・お菓子を作ったり、カフェで働いたりが楽しそうだなぁ」と最近思い始めたのですが、「早く決めなくては!」という焦りから無理に決めているような気がします。それに、私はお菓子もあまり作ったことがなく、パンなんて一度も作ったことがありません。本当にこのまま「製菓・製パン」のような進路へ進んでも大丈夫なのでしょうか?
私も高校3年生のとき、なりたい職業が決まっていませんでした。ぼんやりと、雑貨屋とかカフェとかを作りたいなあなんて思っていたんですが、そのための学校に入るほどの勇気はありませんでした。
製菓・製パンというと、専門学校を考えているのでしょうか。専門学校は、技術や知識が短期間で身につきます。なりたいことが決まっていれば、最短でその道に近づける選択肢になると思います。ただ、もし例えば製菓・製パンの専門学校に行ったあとで、違う分野の勉強がしたいと思ったとき、方向転換がしにくいという一面もあります。
もし悩んでいるのなら、進学をしてから考えても私は遅くないと思います。高校3年生の今の時点で、やりたいことが決まっていればそれに突き進んでいけばよいと思いますが、今決まっていなくても、無理に決めるのではなく、「自分は何がしたいんだろう? 何が合っているんだろう?」と考えながら、進学した先で勉強していれば、見えてくると思います。
その場合、例えば、「今は製菓・製パンに興味があるけど、仕事としてやっていくかどうかは、まだ分からない」というのであれば、大学や短大の家政系の学部(生活学科、フードプロデュース科など)に進学するというのもひとつの方法です。
ちなみに私は、カフェなどの「お店」を開きたいと思っていたので、経営を学ぼうと思い、大学の経営学科に進学しました。結局、今は違う仕事に就いていますが…。こんなふうに、途中でやりたいことが変わったって、いいんです。
製菓・製パン以外でも、少しでも気になることがあったら、それを勉強できる学校があるかどうか、進路ナビなどで調べてみてください。(おおたき)
2006年05月更新