「面接試験のコツ」もついに大詰めです。
実践を想定したクイズで、面接マナーの最終確認をしてみましょう。
入室時のノックの仕方、ドアの開け方は?
答え
名前を呼ばれたら「はい」と返事をし、面接をする部屋のドアを軽く2~3度ノックしてから入室します。
入室したらドアの方に向き直り、静かに閉めます。
入室から着席までのポイントは?
答え
ドアを閉め、面接官の方に向き直り、背筋を伸ばしてから心を込めた普通礼(30度)をし、「失礼します」とあいさつして、イスに向かってまっすぐ、ゆっくりと歩きます。
着席時のマナーと話し方は?
答え
イスの横まで来たとき、再び姿勢を正し、一礼をします。
「学校名とお名前をどうぞ」と言われたら、はっきりと大きめの声で「○○高校からまいりました、○○と申します」と言います。
その後、「どうぞおかけください」と言われてから「失礼します」または「よろしくお願いします」と言って静かに座ります。
面接時の正しい姿勢は?
答え
イスに深く(ただし背もたれに背中がつかないように)腰かけ、アゴを引き、背筋を伸ばします。
手の位置は、男子は軽く握ってこぶし2個分ほど空けた両腿(もも)の上に、女子は指先を伸ばして軽く交差させ、きちんと閉じた両腿(もも)の上にのせます。もちろん、足を組んだりはしないこと。
また、女子は時間が経つにつれ、膝(ひざ)が辛くなってくるかもしれませんが、意識的に膝(ひざ)が開かないように気をつけましょう。
してはいけない、不快感を与える態度とは?
答え
不快感を与える態度とは、頭や顔をむやみに触りながら話す、ツメをかむ、貧乏ゆすりや舌を出すなどの行為をいいます。 こういった癖のある人は、早めに直しておきましょう。
話し方、聞き方で心がけたいことは?
答え
話し方で心がけたいのは、面接官をまっすぐ見て、ゆっくりと大きな声で歯切れよく話すことです。
一方、聞き方で注意したいのは、自分の話に夢中になると、面接官の質問を的確に聞くことができなくなるという点です。
誠意ある態度で面接官の言葉に耳を傾け、適度な相づちが必要です。
好印象を与える顔や目の表情とは?
答え
面接官に好印象を与えるには、顔や目の表情が大切です。「目は口ほどにものを言う」ということわざもあります。
やわらかで、自然な笑顔が一番、目はしっかり見開きましょう。キョロキョロしたり、伏し目がちだったり、うつむき加減の所作はマイナスです。
集団面接で取るべき態度は?
答え
集団面接のねらいは受験者個々の比較にあるので、他の受験者に影響されないことが大切です。
他人の発言もきちんと聞いて、自分への質問を待ちます。
退室時のマナーは?
答え
面接官が「これで終わります」と言ったら「はい」と言ってイスから立ち上がり、「ありがとうございました」「失礼します」とあいさつした後、最敬礼(45度)をします。
次にドアに向かって歩きますが、終わったからといって気を抜かないことです。
ドアまで行ったら面接官の方に向き直り、もう一度心を込めて礼をし、ドアを開けて退室し、ドアを閉めます。開閉動作は静かに。