面接の基礎知識
3つの基本マナー
身だしなみ
身だしなみは唯一「見た目で判断される」マナーであり、あなたの第一印象を決定する大事な要素です。
以下のチェックポイントに気をつけて面接に臨むようにしましょう。
身だしなみチェック
- 男女とも「こざっぱりと、清潔に」が基本
- 制服のある学校なら、制服で面接に臨む
- 制服がない場合は、グレーや紺など、おとなしい色のスーツ(とネクタイ)で面接に臨む。服のシワや肩のフケに気を付ける
- 男女とも、耳と額が髪で隠れていると暗い印象を与えてしまうので、不自然にならない程度に整える
- 男子の場合、長髪やカラーリング、長すぎるもみあげは避ける。腰パンのような“だらしない”服装はもちろんNG
- 女子の場合、パーマやカラーリングは避け、アクセサリー、化粧、マニキュアはしない。髪が長い場合はまとめておく

あいさつ
あいさつは人間関係における基本マナーです。積極的に、元気よくあいさつをしていきましょう。
面接で特に心がけたいあいさつは、入退室時と着席を勧められた時の「失礼します」、問答開始時の「よろしくお願いします」です。
また、面接会場へ入室する時のお辞儀は要注意。
面接官を敬う気持ちを込めて、きちんと敬礼(普通礼/30度)をしましょう。
相手の目を見たまま首をちょこんと下げる“目礼”は禁物!
お辞儀の種類
お辞儀の種類は、会釈、敬礼(普通礼)、最敬礼の3つです。
- 会釈
- 軽く頭を下げる。角度は15度。
- 敬礼
- 普通礼。角度は30度。
- 最敬礼
- 深く頭を下げる。角度は45度。

立ち姿勢の基本
- まっすぐに背筋を伸ばし、胸をやや張ってお腹を引っ込める
- 左右の肩を平行にする
- 両足のかかとをつけ、つま先を軽く開く(女子は30~60度、男子は60度)
- 指先をまっすぐに伸ばし、体の側面へ(男子の場合はズボンの横の縫い目と中指を合わせる)

座り方の基本
- 椅子に深く腰掛け、背中は背もたれにもたれずに、こぶし1つ分スペースをもたせる
- 背筋を伸ばし、あごを引く。男子は握りこぶし2つ分膝を開き、女子は両膝からつま先まで付ける
- 男子は軽く手を握ってももの上に置き、女子は指先を伸ばしてももの上で軽く重ねる(左手が上に来るとよい)
- 学生服の場合はボタンを全部留める。ブレザーの場合はボタンをはずしてもよいが、立ち上がるときはボタンを留める


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言葉づかい
言葉づかいは、昔から「人となりを表す」と言われる、面接においても重要なマナーです。
言葉づかいの基本は、目上の人に対して、正しい敬語を使えること。
以下の回答例を読んで、問題点がいくつあるのか考えてみましょう。
僕のお父さんがこの大学の卒業生だったこともあり、以前からこの大学にすごく興味を持っていました。そこで夏休み中にオープンキャンパスに参加したところ、ヤバいくらいに良くて、マジで、この大学に入学したいと思いました。
答えを見る
問題点は赤字で示された部分です。
僕のお父さんがこの大学の卒業生だったこともあり、以前からこの大学にすごく興味を持っていました。そこで夏休み中にオープンキャンパスに参加したところ、ヤバいくらいに良くて、マジで、この大学に入学したいと思いました。
問題点の解説
まずは呼称(呼び方)の問題です。
面接では改まった呼称を使わなければなりませんので、「僕」は「私」に、「お父さん」は「父」に、「この大学」は「貴学・御校(相手が専門学校の場合は、貴校・御校)」としなくてはなりません。
続いて言葉づかいの問題。
「すごく」は面接向きの言葉ではありませんので「大変」に、「いる」「する」などは謙譲の表現に、若者言葉の「ヤバい」「マジで」はそれぞれふさわしい形に直さなくてはなりません。
これらの点に気をつけて、回答例を直してみると、以下のようになります。
私の父が貴学の卒業生であったこともあり、以前から貴学に大変興味を持っておりました。そこで夏休み中にオープンキャンパスに参加いたしましたところ、非常に良い印象を受け、ぜひとも、貴学に入学いたしたく思いました
それぞれに特徴のある、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類の敬語を、普段から練習し、面接の時に使いこなせるようにしましょう。
いざという時のため、以下の基本的な敬語は覚えておきましょう。
| 元呼称 | 普通語 | 尊敬表現 |
|---|---|---|
| 自分 | わたし、 ぼく、 おれ |
わたくし |
| 相手 | あなた、 ○○さん |
そちら様、 ○○様 |
| 誰 | だれ | どなた、 どちら様 |
| 父親 | お父さん | 父 |
| 母親 | お母さん | 母 |
| 祖父・祖母 | おじいさん、 おばあさん |
祖父、祖母 |
| 相手大学 | この大学 | 貴学、御校 |
| 相手専門学校 | この学校 | 貴校、御校 |
| 普通 | 尊敬語 | 謙譲語 | 丁寧語 |
|---|---|---|---|
| 行く | いらっしゃる | 参る、伺う | 行きます |
| 来る | いらっしゃる、 お見えになる、 おいでになる |
参る、伺う | 来ます |
| する | なさる | いたす | します |
| 思う | 思われる、 お思いになる |
存じる | 思います |
| 見る | ご覧になる | 拝見する | 見ます |
| 聞く | お聞きになる | 承る、 伺う |
聞きます |
| 食べる | 召し上がる | いただく、 ちょうだいする |
食べます |
| 言う | おっしゃる | 申す、 申し上げる |
言います |
| いる | いらっしゃる | おる | います |
| ついていく | ごいっしょされる | おともする | ついていきます |
| 会う | お会いになる | お目にかかる | 会います |
| あげる | くださる、 たまわる |
差し上げる | あげます |
こんなに覚えられない、という人は、無理に尊敬語・謙譲語を使わずに、丁寧語で通してしまうのも手ですよ。
言葉づかいのマナーとして、敬語とともに気をつけなければならないのは、「若者言葉」を使わないこと。TPO(Time,Place,Occasion=時・場所・場合)をわきまえず「わかりみ」「それな」「秒で」「やばたにえん」「~じゃないすか」などの言葉を使うのは悪印象の素です。また、語尾を伸ばして話す癖や、「食べられる」を「食べれる」とするような「ら抜き言葉※」も使わないように気をつけましょう。
※「ら抜き言葉」は一般的に用いられるようになってきていますが、正式な用法ではありません。面接においては使わない方が無難です。
面接の形式と特色
代表的な面接形式としては、1人もしくは複数の面接官と1人の受験生で行われる「個人面接」、複数の面接官と複数の受験生とで行われる「集団面接」、複数の受験生による意見発表や自由討論が行われる「集団討論(グループディスカッション)面接」の3形式があります。
くわしくは面接対策本を読んだり、担任の先生に聞くなどして確かめてみましょう。
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