この章では、面接でどのような点について評価されるか?について説明していきます。
面接室に入った後、ドアはどうする?
- 開けっぱなしにしておく
- 面接官にお尻を向けるのは失礼なので、後ろ手で閉める
- ドアに向き直って静かに閉める
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答え:3
2と3のどちらが正解かで悩んだ人もいるのでは?
面接のように緊張する場面では、冷静な判断ができなくなる場合も。
あらかじめ面接のマナーを確認し、とっさに対応できるようにしておくと、失敗を減らせますよ。
面接では面接官の目を見て応答し、要点を整理した簡潔な回答を返すのが基本です。髪型や服装も「こざっぱりとしたもの」にしましょう。
採用面接・入試面接の基本動作
入室マナー
面接は待合室から始まっています。
どこで誰が見ているか分からないので、無駄話は禁物です。暇つぶしにスマートフォンをさわるのもいけません(電源も切っておきます)。心を落ち着かせて、自分の順番を静かに待ちましょう。
入室から着席までのマナー
- 名前を呼ばれたら、「はい!」とはっきりと返事をします
- 会場にドアがある場合は、ノックを軽く3回します。「どうぞ」などの返事があったら静かにドアを開けてください(ドアが無い場合は部屋の入口で「失礼いたします」と言って普通礼をし、中に入ります)
- ドアを開けたら、開けた状態で一旦ドアを停止させ、「失礼いたします」と言った後に普通礼をして入室します。
※基本的には部屋に入る前に「失礼いたします」とあいさつをします。ただしドアが押すタイプの場合は一度中に入らないといけませんので、一歩中に入ってから礼をしても問題ありません
- いすの横で面接官に一礼。「学校名とお名前をどうぞ」と言われたら、はっきりと答える。「どうぞ」と声がかかったら、「失礼します」または「よろしくお願いします」と答えてから静かに着席。※決して「どうぞ」と言われる前に座らないこと
- 深めに腰を掛け(ただし、背もたれにもたれない)、男子は膝と膝の間をコブシ2つ分開き、女子は完全に閉じる。背筋はピシッと伸ばすこと
面接中のマナー
- あごを引き、背筋を伸ばした美しい姿勢を保つ
- 足の運びは自然にきびきびと。足を引きずったり、上体をふらつかせたりしない
- 落ち着いた口調でハキハキと話す。語尾を上げたり、伸ばしたりしない。早口にならない。どもりは気にしなくてよい
- 必ず面接官の目を見て話す。回答の際にキョロキョロしたり、視線を泳がせたりしない
- 身振り手振りは控えめに、態度は謙虚かつ堂々と。表情豊かに自然な笑顔を心がけると好印象
退室のマナー
- 面接官が「これで終わります」と言ったら「はい」と答えていすから立ち上がり、「ありがとうございました。失礼します」と言って最敬礼をする
- ドアのところまで行ったら、面接官の方に向き直り、心を込めて、もう一度礼をし、静かにドアを開けて退室する
志望理由書の重要性
「志望理由書」は、募集要項に同封されている書類で、学校推薦型選抜(旧推薦入試)、総合型選抜(旧AO入試)を問わず、提出書類中、唯一の自己アピール用文書となります。多くの場合、この書類は「面接試験における個人資料」として活用されます。つまり、これを上手に書くことで、面接官の質問を自分が回答しやすい方向に誘導できるのです。面接試験を有利に進めるためのキーアイテムですから、よく考えて書きましょう。
効果的な書き方
- なぜその学校を選んだのか、なぜその学科を選んだのかを明確に書くこと。教育理念や伝統への共感などは一般的すぎてインパクトに欠けるので、「この学校のカリキュラムには、自分が求める○○の講義があるので」というように、具体的に「意欲を伝える」書き方がよい
- 部活での思い出や人との出会い、感動した体験など、自分の過去を振り返って印象に残ったことを志望動機に絡めて書く
- 志望先が大学の場合、その大学・学部が取り組んでいる課題やテーマに対して、自分がどのような考え方を持ち、それに関わりたいと思っているのか、について述べる
- 同じようなテーマに取り組んでいる他大学ではなく、なぜその大学を選んだのか、については、開講されている講義やゼミなどを例に、研究への情熱を具体的に示す
志望分野の専門書を読んでみたり、目指す職業に就いている人から直接話を聞いたりしておくと、志望理由書をスムーズに書けるようになります。
学校案内を読むこともオススメです。進路についてあいまいに考えていた生徒が、たまたま読んだ学校案内で、その学校・学科の特長や社会的役割に興味を感じ、受験に至ったというケースもあります。
あなたがそうなったときは、学校のどの部分に共感したのか、何を学びたくて受験に至ったのか、についても志望理由書に書くとよいでしょう。
志望理由書に書かれた意見や主張と、面接での発言との間には一貫性がなくてはなりません。ですので、志望理由書を書き終えたら、提出前にコピーをしておいて、面接本番までの間、繰り返し読んでおきましょう。