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大学入試の基礎知識 大学入試スケジュール

大学の入試方法は、近年多様化が進み、1つの学部・学科を受験するのに2つ以上の異なる入試方法があることも珍しくなくなってきました。その中どの入試方法で受験するのかは、合格を左右する大きなポイントです。ここでは、主要な入試方式となる「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」がどのようなスケジュールで行われるのか、国・公立大学の場合と私立大学の場合の大きく2つに分けてご紹介します。入試準備はいつから始めればいいのか、いざという時に慌てないよう、事前に大まかな入試スケジュールを確認しておきましょう。

国・公立大学の入試スケジュール

一般選抜

一般選抜は、大学入試の中でも最も多く利用されている入試方式です。国・公立大学が行う一般選抜は、「大学入学共通テスト」と各大学が個別に行う個別試験(2次試験)で合否が決定します。

国・公立大学の一般選抜スケジュール

出願や入学手続等、主として受験生側が行う項目
入学(選抜)試験
受験案内配付・合格発表等、主として入学試験実施側が行う項目

※上記に掲げるスケジュールはおおよそのイメージです。日程等も含めて、大学・学部・学科によって踏むべき手順等は大きく異なるため、今後の予定変更にも留意し、受験をお考えの場合は、必ず事前に志望校の募集要項等で詳細をご確認ください。

主な国公立大学の一般選抜の日程

  • 共通テストの出願:9月下旬~10月上旬
  • 共通テストの試験:1月中旬
  • 個別試験(2次試験)の出願:1月下旬~2月上旬
  • 個別試験(2次試験)の試験
    ① 前期日程:2月下旬
    ② 中・後期日程:3月中旬
  • 合格発表
    ① 前期日程:3月上旬
    ② 中・後期日程:3月下旬

国公立大学では、個別試験(2次試験)の日程を「前期日程」と「後期日程」に分けて行う「分離・分割方式」を採用しています。また公立大学の一部では「中期日程」も実施しているため、志望校によって入試スケジュールがやや異なります。個別試験(2次試験)のもっと詳しい内容を知りたい方は、こちらの「国公立大学個別試験(二次試験)をご覧ください。

学校推薦型選抜・総合型選抜

学校推薦型選抜は、一般選抜に次いで多く利用されている入試方式です。国公立大学の学校推薦型選抜では、出願条件に厳しい成績基準を設けている大学もあります。また、学校によっては推薦人数が制限されていることもあり、出願前に学校内で選抜が行われることも少なくありません。

一方、総合型選抜(旧AO入試)は、学力だけでなく、学ぶ意欲や学びに対する適正、個性・能力など、受験生の可能性を評価する入試です。近年は、一般入試のみを実施していた国公立大学でも総合型選抜を導入する動きがあります。

国・公立大学の学校推薦型選抜・総合型選抜スケジュール

出願や入学手続等、主として受験生側が行う項目
入学(選抜)試験
受験案内配付・合格発表等、主として入学試験実施側が行う項目

※上記に掲げるスケジュールはおおよそのイメージです。日程等も含めて、大学・学部・学科によって踏むべき手順等は大きく異なるため、今後の予定変更にも留意し、受験をお考えの場合は、必ず事前に志望校の募集要項等で詳細をご確認ください。

主な国公立大学の学校推薦型選抜の日程

  • 出願:11月上旬
  • 入試試験:11月中旬~12月中旬
  • 合格発表:12月以降

主な国公立大学の総合型選抜の日程

  • 出願:9月以降に開始
  • 入試試験:10月上旬~11月中旬
  • 合格発表:11月下旬

※総合型選抜、において「大学入学共通テスト」を課す大学もあります。その場合は、大学入学共通テスト後に合格発表がされます。

私立大学の入試スケジュール

一般選抜

私立大学が行う一般選抜にはさまざまな形式があります。ある特定の日に試験日が限定されない分、入試日程のパターンが複数あります。ここでは私立大学を一般選抜で受験した場合のスケジュールを紹介します。

私立大学の一般選抜スケジュール

出願や入学手続等、主として受験生側が行う項目
入学(選抜)試験
受験案内配付・合格発表等、主として入学試験実施側が行う項目

※上記に掲げるスケジュールはおおよそのイメージです。日程等も含めて、大学・学部・学科によって踏むべき手順等は大きく異なるため、今後の予定変更にも留意し、受験をお考えの場合は、必ず事前に志望校の募集要項等で詳細をご確認ください。

主な私立大学の一般選抜の日程

  • 出願:12月中旬~3月下旬
  • 入試試験:1月中旬~3月下旬
  • 合格発表:2月上旬~3月下旬

※私立大学の一般選抜において「大学入学共通テスト」を課す大学もあります。その場合は、大学入学共通テスト後に合格発表がされます。

学校推薦型選・抜総合型選抜

学校推薦型選抜は、高校での成績、取り組み、受験生の個性や意欲を評価して、学校長の推薦に基づき採用する入試方式です。総合型選抜と同様に、書類審査、面接、小論文、あるいは大学共通テストの成績などをもとに合否を決めます。

一方、私立大学の総合型選抜は、大学または学部が求めている学生像(アドミッション・ポリシー)に合った受験生を採用する入試方式です。選考方法は志望理由書に加えて小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績、あるいは大学共通テストのうち、少なくともいずれかの1つの活用が必須とされています。

私立大学の学校推薦型選・抜総合型選抜スケジュール

出願や入学手続等、主として受験生側が行う項目
入学(選抜)試験
受験案内配付・合格発表等、主として入学試験実施側が行う項目

※上記に掲げるスケジュールはおおよそのイメージです。日程等も含めて、大学・学部・学科によって踏むべき手順等は大きく異なるため、今後の予定変更にも留意し、受験をお考えの場合は、必ず事前に志望校の募集要項等で詳細をご確認ください。

主な私立大学の学校推薦型選抜の日程

  • 出願:11月以降
  • 選考:11月~12月
  • 合格発表:12月以降。

主な私立大学の総合型選抜の日程

  • エントリー:5月~8月
  • 出願:9月以降
  • 選考:9月以降
  • 合格発表:11月以降。

私立大学は一般選抜で併願のチャンスが複数ある

私立大学が行う一般選抜の入試形式の中には上手く組み合わせれば、志望校を複数回受験できるものもあり、代表的な例をいくつかご紹介します。

  • 「大学入学共通テスト利用型選抜」:実施する大学・学部が増えており、国・公立と併願しやすいメリットがある。
  • 「全学部統一入試」:全学部が共通の日程で試験が行われる。一度の受験で複数の学部に出願できる。
  • 「試験日自由選択制入試」:試験日を選んで受験できるため、志望大学の試験日の重複を避けながら併願のチャンスが生まれる。
  • 「学外入試(地方入試)」:大学のキャンパス以外で行うため日程が合えばキャンパスで行う試験と併用できる可能性がある。

私立大学の一般選抜で行われている入試方法について、もっと詳しく知りたい方はこちらの「私立大学の一般選抜」をご覧ください。

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