鈴木二郎さん
高等学校卒業程度認定試験合格
大学:社会学系学科3年⇒神戸大学:法学部法律学科3年
私は、以前の大学では主に社会学について勉強していました。しかし、授業やゼミに参加するにつれて、自分が本当に勉強したいことなのか疑問を持つようになりました。そこで、自分なりにさまざまな本を読むことで法律に興味を持ち、法学部に行きたいと考えるようになりました。
当初、私は編入学制度を知らず、また1年からやり直す覚悟で一般受験用の予備校に説明を聞きに行きました。そんな折、偶然、インターネットで編入学制度を知りました。編入学ならこれまでの単位も認定されるので、1年からやり直さずに済むと思い、すぐに編入学を志すことを決めました。
受験科目の英語については多少勉強していましたが、法律の勉強については全くしておらず、かなり焦りました。編入学をすることに決めたのが5月の末と、他の人よりかなり遅かったのですが、入試直前まで必死で法律の知識を詰め込み、試験までには答案を書けるレベルまでになりました。編入学のための勉強は決して簡単なものではありませんが、必死でやれば努力は必ず報われると思います。編入先の大学では、自分の本当にやりたかった勉強ができ、毎日が刺激的で充実しています。
1~2年 | 大学の講義を受けつつ、自分のやりたいことを模索していました。この時期はまだ編入学試験の対策は何もしていませんでしたが、英語は就職にも役に立つと思いTOEIC の勉強をしていました。 |
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3年前期 | 法学部に行きたいと考えるようになりました。編入学制度を知り、編入学試験を実施している大学や試験科目について調べ始めました。本格的に勉強を始めたのは5月末からです。 |
夏休み | 予備校の夏期講習を利用し、ほとんどの時間を自習室で過ごしました。特に、法律の勉強に重点を置き、模範解答を何度も読み、法律独特の言葉づかいにも慣れるようにしました。また、新聞や新書を読み、時事問題の対策も行いました。 |
入試直前 | 筆記試験の対策として、これまでに暗記した知識を実際に答案としてまとめる勉強に重点を置きました。暗記しただけでは実際の試験でうまく解答することは難しいので、書き出してみることが重要です。単語の暗記や法律の基礎用語の暗記なども継続して行いました。 |
私の場合3年生だったので、大学の授業はそんなに多くはありませんでした。ただ、専門科目である法律はゼロからのスタートだったので、予備校の先生から紹介してもらった法律の入門書を読むなど、法律の全体像を把握することからはじめました。
受験勉強においての最大の問題はモチベーションを維持することでした。受験勉強は長期戦なので、編入学を志した当初の意志を持ち続けることが大切です。集中力が途切れた時は、同じ目標に向かって頑張っている友人と語り合い、モチベーションを維持していました。