理系学部から国際関係の仕事に就きたいと思っています。 ですが、この種の仕事は文系の方が有利な気がします。 理系から目指せる国際関係の仕事があるようならば教えていただきたいです。
理系から目指せる国際関係の仕事は普通に存在します。
気をつけなければならないのですが、文系・理系という枠組みは、ある意味、日本特有のもので、本来、学問には文系・理系という枠組みはありません。国際関連の職場で働きたいのであれば、この枠組みにとらわれすぎないほうがよいでしょう。
理系学生が文系的な職業に就くことは珍しくありません。目指せる職種の幅広さから考えれば、理系学生の方が文系学生よりも就職面では有利だと言ってもよいでしょう。
理系の素養が活かせる国際関連の仕事をいくつか挙げてみますので、参考にしてみてください。
◆1.国際機関の職員
外務省国際機関人事センターが、国際機関への就職を目指す日本人のサポート業務を行なっています。
いずれの職場でも専門性が求められており、語学関連の学科を卒業しただけでは働けません。理系では修士号(大学院2年卒)以上の専門性を求められるようです。
・国連工業開発機関(UNIDO)
農学、工学の専門家が求められています(学生ボランティア募集中)。
・世界気象機関(WMO)
気象学(地球科学)、環境工学などの専門家が求められています。
◆2.民間企業の従業員
国際展開する企業であれば、比較的容易にグローバルな仕事をすることができます。外資系企業の日本法人などもよいでしょう。
国際機関の職員を目指す場合は、空席広告(国際機関がポストに空きが生じるときに出す募集公告)から求められる能力を逆算してみるとよいでしょう。
高い専門性が求められるため、新卒で就職するというより、研究や仕事を続けながら自己研鑽し、空席があったときに応募するのが一般的です。
民間企業の場合は、就職・転職サイトなどを利用して普段から情報収集に努めてみるとよいと思います。
私が調べてみた時には、IT系学科、土木系学科、建築系学科などがありました。いいなと思うものがあったら、求められる専攻に応じた理科系分野に進んでみてはいかがでしょうか。
2014年04月更新
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