私は高校卒業後、文芸作品を翻訳する翻訳家になりたいと思っています。できれば進学をせずに翻訳家になりたいのですが、翻訳家を目指す場合、大学卒業は必須となるのでしょうか。
高卒では翻訳家にはなれない、ということはありませんが、翻訳家に必要な資質として、得意とする専門分野を持っていること、というものが挙げられますので、できれば大学に進学して専門的な知識を学んだり、一般教養や広い視野を身につけるようにした方が翻訳業をしていくのに有利になると思います。
あなたは文芸翻訳を希望しているようですので、大学で様々な文芸作品を読んでみたり、教養科目を履修したり、学生生活を送ったりすることによって、一般教養や一般常識を身につけておいた方が良い翻訳ができる可能性が高くなるでしょう。
大御所と言われるような翻訳家でも、知識の一部が欠けていることによりとんでもない珍訳(義勇軍をボランティア軍と訳してしまったり)をしてしまうことがありますので、そういったことを避けるためにも、若いうちに様々な分野に触れておくことをおすすめします。
2008年10月更新