私は将来、日本のみならず世界でも活躍できるような美容師になりたいと思っています。 このような場合、日本の美容学校で資格を取ってから海外で働くことを目指すべきか、高校卒業後、海外の美容学校で技術を学ぶべきかで迷っています。 アメリカで、語学学校に通いながら美容の技術を学び、ライセンスを取得するというというプログラムもあるようですが……。
まずは日本国内で美容師免許を取得し、サロンで十分に経験を積み、一流の美容師になってから海外進出することを目指した方がよいと思います。
なぜならば、欧米諸国の美容専門学校に進み、その国(アメリカなら州)の美容師免許を取得したとしても、卒業後すぐに就職できる可能性はほとんどないからです。
一般に、日本や欧米諸国をはじめとする先進諸国では、外国人労働者の受け入れ方針として、自国民の職場を奪わないことという前提条件があります。日本における介護職のように、求人数に対し、自国民による供給が追いつかないような状況があれば、外国人労働者の受け入れも検討されますが、欧米諸国の美容師についてそのような状況があるという話を聞いたことはありません。
美容師としての実務経験を持つ人であれば、ワーキングホリデーや文化交流目的のビザなどで、短期間のアルバイト程度はできるようですが、本格的に美容師として働くことはできないようです。
例外として、アメリカのOビザ(スポーツ選手や芸術家など卓越した能力を持つ人用のビザ)のようなビザを取ることができれば、欧米諸国でも美容師として活躍できる可能性があります。
このビザを取るためには、専門とする分野における国際的な賞の受賞歴や高い実績、その分野での著しく高い収入などを通じて、優れた能力を持っていることを証明しなければなりません。そのため、まずは日本国内で経験を積み、技術を磨いて、実績をあげていく必要があるわけです。
なお、海外であればどこでもよい、ということであれば、ビザの発行基準がゆるめなアジア諸国で働くという選択肢もあります。
実際、中国で日式美容室が人気で、日本人美容師が求められているという記事を読んだことがありますので、そちらの方面にアンテナを広げてみてもよいでしょう。
2016年06月更新
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