私は、産業保健師と化粧品の研究開発職のどちらを目指すべきかで迷っています。資格や女性の待遇の面で考えると、産業保健師の方が良いと思いますが、興味があるのは化粧品の研究開発職の仕事です。どちらの職業の方が安定していますか? また、2つの仕事を合わせたような職業はないでしょうか?
保健師になるためには、看護系の学校に進学して看護師国家試験に合格した後に、保健師養成課程を修了し、保健師国家試験に合格して保健師免許を得る必要があります。
一方、化粧品の研究・開発職に就くためには、理工学部や農学部の化学系か生物系の学科、もしくは薬学部などに進学をして、大学院修士課程修了以上の学歴を得た上で化粧品会社に就職する必要があります。
このように、保健師と化粧品の研究・開発職とでは、取るべき進路がまったく異なってしまいますので、両方の職業を合わせたような仕事、といったものはないと考えて良いと思います。
どちらの職業の方が安定しているか、ですが、これは何とも言えません。ただ、保健師は資格職であるため、勤め先の企業に何かあった場合など、再就職がしやすいということはあると思います。産業保健師にこだわらないのであれば、年齢的な制限に引っかかりさえしなければ、公務員を目指すということも可能でしょう。
最終的には、あなたがどちらの職業によりやりがいを感じるか、が重要になってくると思いますので、図書館などに置かれている「~なるには」といった本やインターネットなどを利用してそれぞれの職業について情報を集め、あなたに合っている職業はどちらなのかを考えていくと良いでしょう。
また、実際にそれらの職業を目指せる学校のオープンキャンパスなどに参加して、授業や実習を体験してきても良いと思います。色々と参考になる経験ができると思いますよ。
2008年10月更新