今度、登録販売者という職業ができると聞きましたが、その職業はどういう職業で、どうすればなれますか?
登録販売者とは、薬事法の改正により新たに誕生する「登録販売者」の資格を取得した人のことです。
登録販売者は、 一般用医薬品の内、副作用の少ない2分類の医薬品の販売・管理を行うことができます。登録販売者の資格を得られれば、薬剤師でなくても、多くの一般医薬品の販売ができるようになるため、ドラッグストアや、医薬品販売への参入を計画しているコンビニエンスストア、スーパーマーケットなどへの就職に有利になることが期待されています。
登録販売者試験を受験するためには、「高等学校卒業かつ、1年間の実務経験を持つこと」「6年制薬学部又は旧4年制薬学部等の卒業者」などの条件を満たす必要があります。専門学校で学ぶ場合は、薬学などに関する勉強をしつつ、1年間の実務経験に相当する実務実習をしていくことになるようです。
薬事法の改正は2009年6月1日より施行されることになっているため、現時点では、登録販売者の役割や求人状況がどうなっていくのかははっきりとは見えていません。
詳しくは、登録販売者の資格取得が目指せる専門学校の体験入学に参加するなどして、直接、学校の先生に確認してみると良いでしょう。
2008年10月更新