アーティストの中には、所属事務所の他にレコード会社に入っている人たちがいます。 所属事務所とレコード会社は何が違うんですか?
アーティストと所属事務所、アーティストとレコード会社の関係の差を分かりやすく説明しますと、所属事務所は『アーティストそのものを売り出す』ことを目的とし、レコード会社はアーティストの作る『楽曲を売り出す』ことを目的としている、ということになります。
所属事務所はアーティストそのものを売り出しますので、まだレコード会社と専属契約を結んでいないアーティストをレコード会社に売り込んだり、放送局や印刷媒体、インターネットなどを利用して宣伝をします。
それに対し、レコード会社は楽曲の制作費をアーティストに提供したり、CDやDVDの宣伝を行ったりします。また、自社で売り出す楽曲を作るアーティストを発掘するために、芸能事務所に所属していないアーティストを対象としたオーディションを行ったりもします。
もちろん、この例は話を分かりやすくするために極端に書いていますので、実際にはCDを売るためにレコード会社がアーティストそのものの宣伝をしたり、所属事務所がCDやDVDの宣伝をする場合もあります。そのため、傍から見ると所属事務所もレコード会社も同じようなことをしているように見えるのです。
2008年07月更新