消防署に就職してから救急救命士になることはできますか? やはり、専門学校を卒業してから消防署に就職した方が良いのでしょうか?
まず、救急救命士の身分は医師でなく、消防士であり公務員であることを理解しておきましょう。
そのため高校卒業後、大学や専門学校などに進学せず、消防士として就職した場合であっても救急救命士になることは可能です。しかし、救急救命士になるための国家試験の受験資格を得るためには、救急隊員として5年以上(もしくは2000時間以上)の実務経験を積むこと、救急救命士養成校で救急救命士養成研修(半年以上)を受けることが条件になっています。制度的には消防士から救急救命士を目指すのは可能ですが、消防士として働きながら国家試験の勉強をしたり研修を受けたりしなければいけません。現実的には大変な道のりでしょう。
いま高校生であるならば、高校卒業後、救急救命士養成校に進学するのが最も現実的なルートです。救急救命士の国家試験は合格率80%台で、所定の科目をきちんと履修し、国家試験対策をしっかり行えば十分に合格できるしょう。その後は各自治体の消防士採用試験を受けて消防機関に就職後、現場で経験を積みながら救急救命士としての知識や技術を身につけていくことになります。
進学後にやりたいことが変わり、ルート変更するのはお金も時間もかかります。高校在学中に将来の目標が定まれば最適なルートを選択することができますので、いまから自分の将来について考えておきましょう。
2022年01月更新
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