私は将来、外国の人達と交流し、視野を広げて行くために外国語大学に進学したいと考えています。ですが、漠然としかその夢を語れないこともあってか、いくら話しても親も先生も理解を示してくれません。 せめて、英語が得意だったら外国語大学に進学を希望する理由を説明できたのかもしれませんが、私は数学が得意で、英語が苦手なので、経済学部への進学を強要されてます。 親や先生を説得するためには、何らかの職業に就くために外国語大学に進学したい、という理由を考える必要があると思うのですが、外国語大学に進んだことを活かして就ける職業にはどのようなものがあるのでしょうか。
外国語系の大学、学部を卒業した経験を活かせる職業は、通訳、翻訳家、中学・高校の外国語教師、一般企業の国際部門や外資系企業の社員、商社マンなどとなると思います。
ただ、これまでまったく興味を示していなかった職業を持ち出して、その職業に就きたいから外国語大学に行きたい、と先生や親御さんを説得しようとしても十分な説得力を持たない可能性もあります。
ここでちょっと整理しておきたいのですが、あなたがやりたいことは外国の人たちと交流して視野を広げられるような仕事、であって、外国語系の大学、学部に進学することはあくまでそのための手段でしかありませんよね。それならば、外国の人たちと関わるための進学先として、外国語系の大学、学部にこだわらなくても良いのではないか、と思います。
例えば、先生がすすめている通り、数学が得意なことを活かして、経済学部の「国際経済」関係の学科に進学するという方法もあります。国際経済学科であれば、将来、企業の国際部門や外資系企業、商社などに就職した際に役立つ知識を学べることはもちろん、英語などの外国語の勉強もできますので、外国の人たちと交流できる仕事に就きやすくなると思います。
また、苦手な英語をメインとして受験するよりも得意な数学をメインにして受験をした方が、より世間的な評価の高い大学に進学できる可能性が高くなる(=就職の際に選択肢が広がる可能性がある)と思いますので、そういった意味でも、国際経済関係の学科の方がよりあなたの夢を実現しやすくなる進学先となる可能性はあると思います。
なお、今回挙げた国際経済学科はあくまで進学先の一例でしかありません。もし、あなたが、やっぱり経済学部はちょっと……と思われるようでしたら、よりあなたに合った進学先がないか、進路ナビなどを利用して探してみることをおすすめします。
2008年05月更新