教員免許を取るために、社会人入試を利用して大学に進学したいと思っています。しかし、学力にあまり自信がないため、すぐに大学に合格できるとは思えません。浪人をするとしたら、どれくらいの年齢までなら浪人をしていけるのでしょうか? また、夜間制や通信制の大学に進学する場合、勤務先の許可を取る必要はあるのでしょうか。
学校の教諭か児童指導員などの児童福祉関係の仕事に就かないのであれば、教員免許を持っていてもあまり意味はありません。ですので、教員を目指すということを前提としてお答えします。
浪人できる期間ですが、これは人それぞれの事情(経済面、学力、家庭、何より本人のやる気)がありますので、あなた自身がどこまで仕事と勉強を両立できるのかという点が一番大きくなると思われます。あなたの学力次第では、さほど勉強しなくても受かる大学もあるかも知れませんが、教員になるためには、進学して教員免許を取るだけではなく、教員採用試験に受からなければならないので、大学入学後も積極的に学力をつけていく必要があります。
また、教員採用試験では、受験可能年齢が制限されている場合がありますので、それが浪人できる年齢の上限を決定することもあると思います。全国的には35~40歳未満を上限としている都道府県が多いようですが、一部の都道府県ではそれ以上に制限が厳しかったり、逆に制限がなかったりすることもありますので、志望する都道府県の教育委員会に募集要項を請求して確認してみてください。
夜間制や通信制の大学に通う場合、勤務先が通学を認めていないと就学は難しいと思います。場合によっては現在の勤務先を退職せざるを得なくなることもあるかもしれません。教員になるためには、長期の休暇を取って中学や高校で教育実習を受ける必要があるからです。
それでも教員になりたい、という意思が堅ければ、たとえば今の職場で数年働いてお金をため、受験費用が貯まったら入試にチャレンジするなどの方法もあると思います。(すぎもと)
2008年02月更新